社会
Posted on 2025年09月23日 08:00

京都・祇園の夜に異変発生「店に溢れ返ったキャストが客にせびる」最悪の居心地で離れた常連客はスナックへ

2025年09月23日 08:00

 観光都市・京都。その夜を艶やかに彩ってきた祇園の街に今、異変が起きている。
「祇園は廃れてきましたね。以前は常連で賑わっていた店も、今では人が減っているんです」
 肩を落としてそう語るのは、夜の街を知り尽くした客筋のひとりだ。

 コロナ禍の打撃や高齢化、老舗の閉店などで、祇園の夜の業界は以前よりも寂しさを増している。女性による接待がある飲食店では、他店の閉店や廃業の影響で、一部の店舗に女の子が集中、キャストが過剰に増える現象が起きている。

 不景気の影響で、客の財布の紐は固くなる一方。物価高や人件費の高騰で飲食店の倒産は全国的に増え、京都でも小さな店が次々と姿を消している。祇園のクラブやキャバクラも例外ではなく、客足の減少は目に見えて深刻だ。

 先に挙げた「過剰なキャスト配置」問題について、利用客が打ち明ける。
「昔はキャストと一対一でゆったり飲むのが祇園の醍醐味でした。でも今はあまりに暇すぎて、ひとりの客に複数のキャストが群がり、半ば『せびる』ように、ドリンク注文を次々と勧めてくる。女の子が溢れすぎて、とても居心地が悪いんです」

 高級感を売りにしてきた祇園の夜で、過剰供給のキャストに客が疲弊する状況は、常連客離れを加速させている。結果として、代わりに安価で気軽なスナックへと流れる人が増えているのだ。

 伝統と格式を誇ってきた祇園の夜。しかし不景気の波が直撃し、華やかだった社交場は今や「居心地が悪い」という皮肉。観光客で昼は賑わう京都も、夜の祇園はひっそりと寂しさを漂わせている。

(京野歩夢)

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