スポーツ
Posted on 2025年10月08日 06:45

これでいいのか!? プロ野球CSで巨人が泣かされた「下剋上の屈辱No.1球団」悲史

2025年10月08日 06:45

 いよいよクライマックスシリーズ(CS)が、10月11日から始まる。毎年この時期になると議論になるのが、下位チームによる「下剋上」問題だ。短期決戦の勢いで強豪を倒すドラマ性はあるものの、半年かけて積み上げたペナントレースの成果が一瞬で覆る仕組みに、複雑な思いを抱くファンは少なくない。

 今季3位の巨人は、まさにその下剋上を狙う立場にある。しかし歴史を振り返ると、巨人ほどCSに泣かされてきた球団は珍しい。CSがセ・パ両リーグで導入された2007年、巨人は初年度からリーグ優勝しながら、CSでは2位の中日に3連敗で敗退した。翌2008年には制度が改正され、優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられるようになったものの、それでも巨人の苦戦は続いた。

 2007年から2024年までに巨人がCSへ出場したのは計12回。そのうち日本シリーズ進出は5回、敗退は7回だ。リーグ1位でCSを落としたのは2007年、2014年、2024年の3回であり、これは12球団最多の記録である。

 セ・リーグ全体で見ても下剋上は4回しか起きていないが、そのうち3回の相手が巨人というのは皮肉な事実だ。どれほどシーズンを制しても、10月の短期決戦で一瞬にして流れが変わる。巨人ファンにとってCSは、常に不安と隣り合わせの舞台といえる。

 一方でCSは球団にとって興行の柱となり、シーズン終盤まで楽しめる恒例イベントとして定着した。かつては優勝が決まった瞬間にシーズンが完結したが、今はCSを挟むことで、ペナントと日本シリーズが別モノのように切り離されている。結果として、優勝の価値そのものが希薄になってきたのは事実だ。

 それでもペナントレースでの激しい戦いを経てこそ、日本シリーズは本当の輝きを放つ。優勝チームが王者の誇りをかけてリーグ代表として戦うことが、本来あるべき姿ではないか。
 長いシーズンを戦い抜く力と、短期決戦の勢い。その両方がぶつかるこの秋、巨人の戦いがあらためて「真の王者」とは何かを教えてくれそうだ。

(ケン高田)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月20日 20:00

    BABYMETALやYOASOBIの成功を見て分かるように、今でこそ日本人が日本語で歌う曲が海外でもヒットすることは珍しくなくなった。しかしインターネットもSNSもない昭和期においては、極東の島国の楽曲が欧米のチャートを賑わすなんてことは皆...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年05月21日 14:00

    モデルで女優の出口夏希が、俳優・伊藤健太郎と交際中であると、「女性セブン」などが報じている。2人は2023年に公開された映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」で共演し、今年公開の同作の続編「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク