スポーツ
Posted on 2026年03月12日 10:00

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈サウンドムーブが能力全開〉

2026年03月12日 10:00

 今週の中山は、スプリングSがメインとして行われる。皐月賞トライアル(3着馬までに優先出走権が与えられる)であり、先週の弥生賞ディープインパクト記念と同様、ファン必見の一戦である。

 しかも顔ぶれがいい。ホープフルS3着のアスクエジンバラ、新馬―ひいらぎ賞と2戦2勝のクレパスキュラー、シンザン記念2着のサウンドムーブ、札幌2歳Sを制したショウナンガルフ、同2着のジーネキングのほか、重賞で掲示板に載ったディバインウインド(共同通信杯5着)、テルヒコウ(東スポ杯2歳S4着)など、各厩舎期待の素質馬が出そろった。まさに多士済々で、馬券的にも難解な一戦と言っていい。

 過去、ここで勝ち負けしてクラシック戦線に羽ばたいていった馬も多い。

 ひと昔前はミホシンザン(皐月賞、菊花賞)、ミホノブルボン(皐月賞、ダービー)、ナリタブライアン(3冠)などがいて、馬単が導入された03年以降ではネオユニヴァース(皐月賞、ダービー)、メイショウサムソン(皐月賞、ダービー)、オルフェーヴル(3冠)、キタサンブラック(菊花賞)など、歴史に名を残す名馬に成長していった馬は数多い。

 データ的には03年以降の過去23年間、馬単での万馬券は5回(馬連は4回)。この間、1番人気馬は6勝(2着7回)、2番人気馬は5勝(2着2回)で1、2番人気馬によるワンツー決着はわずか1回。人気馬同士で決まることがそう多くないのは、それだけ各馬の力に大きな開きがない証しで、馬券的には難しい。

 熟慮のうえ、最も期待を寄せてみたいのは、サウンドムーブである。人気どころの1頭だが、走りっぷりが大人びており、レースセンスのよさを感じる馬。なかなかの好素材で、クラシックでも上位争いを演じるとみての狙いである。

 前走のシンザン記念は、16頭立ての大外枠ながらクビ差2着の惜敗。レースを運びづらい中で中団につけ、最後の直線は競り負けたとはいえ、しっかりと食らいついて勝負強いところを見せてくれた。未勝利を勝ち上がったばかりでこの芸当は、力が確かだからこそだ。

 レース後は反動もなく、この中間も順調そのもの。しっかりと調整されており、素軽くてリズミカルな動きを連続して披露している。体重は450キロ台で牡馬にしてはそう大きくないが、均斉の取れた体つきからも素質のよさが伝わってくる。

 斉藤崇調教師をはじめ、厩舎関係者も「見た目以上に力を持っているようだ。体は変わらないが、芯がしっかりしており、まだ伸びしろは十分ある」と期待感たっぷりに語るほどだ。

 距離は前走から1ハロン延びるが、そもそもこの1800メートルで未勝利戦を勝ち上がった馬。走破時計も非凡で、むしろ前走より能力を発揮しやすいだろう。

 近親、一族にメジロドーベル(オークス、秋華賞などGⅠ5勝)のほか、活躍馬が多くいる血筋。走りっぷりから道悪も不安はなさそうで、大きく狙ってみたい。

 穴で一発の期待を込めるのは、ミスターライトだ。

 未勝利戦を勝ち上がったばかりだが、かなりの素質馬で、その勝ちっぷりも実によかった。今回は3カ月の休養明けとなるものの、中間の乗り込み量は豊富。気配も実によく、仕上がりは上々である。

 こちらはアダイヤー(英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS)が近親にいる良血。大勢逆転があってもいい。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月04日 07:15

    中国人民解放軍が公開した一本の「反戦アニメ」に、日本から「ジブリの丸パクリではないか」との批判が集中している。人民解放軍の英語版公式Xは「中国は日本当局に軍国主義との決別を促す」との投稿に2分5秒の短編アニメ「平和の仮面」を添付した。画面に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク