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記事全文を読む→日本ハム本拠地ヒーローインタビュアーを「クビ」になった地元局アナの「怒りブチまけ」とド素人女性タレントへの「ド下手」酷評
プロ野球の世界では毎年のように「オフの戦力外通告」が大きなニュースになるが、まさかアナウンサーにまでその波が押し寄せるとは、当の本人も思わなかっただろう。
日本ハムが今季、本拠地エスコンフィールドでのホーム戦ヒーローインタビューを、各局アナウンサーの持ち回りから元ファイターズガールの滝谷美夢の専任制に切り替えた。きつねダンスで球場を沸かせた笑顔が、今度はお立ち台の横へと舞台を変えた。
これに黙っていられなかったのが、北海道文化放送(UHB)の廣岡俊光アナである。自身のXにブチまけた不満はというと、
〈ファイターズ、ホーム戦のヒーローインタビューはことしは中継局のアナウンサーではなく、すべて滝谷美夢さんが担当します。この件に関しては、長くこの空間を一緒に作ってきた立場として、球団に言いたいことは正直すごくあります。めちゃくちゃあります〉
プロのしゃべり手が、よりにもよってXでお気持ち表明である。投稿は瞬く間に拡散して大炎上。廣岡アナは削除と謝罪に追い込まれた。
だが、声を上げたのは廣岡アナだけではなかった。UHB以外の道内局のアナウンサーも、同様の不満をにじませていたという。つまりこれは個人の暴走ではなく、これまでお立ち台の横での仕事を築き上げてきたプロたちに共通する、怒りの噴出なのだ。
そして火に油を注いだのが、本拠地開幕戦インタビューの出来だった。この日、細野晴希がノーヒットノーランという歴史的偉業を達成。数年に一度、ヘタをすれば10年に一度の大記録だ。その特別な瞬間に初めてマイクを握った滝谷のインタビューは、あまりにも淡々としていた。パ・リーグTVのダイジェストを見たファンからは、容赦なく「ド下手」の酷評が相次いだ。
北海道最大の芸能事務所に所属でアナウンサー撃沈
とはいえ、これで彼女を責めるのは酷かもしれない。初陣の相手がノーヒットノーラン達成投手では、誰だって荷が重い。キッズファンがしどろもどろにインタビューすれば場内が温かい空気に包まれるように、「今日が初めてです」と球団がひと言を添えてやるだけで、客席の目線はまるで違ったはずである。
もそそもヒーローインタビュー担当のアナウンサーは、放送中のベンチレポートも兼ね、試合前に足で稼いだ情報を整理してからお立ち台に臨んでいる。それを球団お抱えのタレントに置き換える。GAORAやネット配信にシフトし、メリットの薄い地上波ローカル局をドライに切り離す日本ハムフロントらしい判断ではある。
滝谷が所属するのは、大泉洋や安田顕らTEAM NACSを擁する北海道最大の芸能事務所「OFFICE CUE」だ。道内メディアへの影響力では他の追随を許さない。球団がこの事務所と組んでお立ち台を押さえたとなれば、地元局アナウンサーが正面切って文句を言い続けるのは難しいのではないか。
廣岡アナの嘆きは、時代に飲まれゆく地元メディアの断末魔だったのかもしれない。お立ち台のスポットライトは、もう彼らの方を照らしてはくれないのである。
(ケン高田)
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