例えば、こんな場面を想像してほしい。休日の昼下がり、渋滞を避けようと、カーナビが案内した田畑の間の脇道へ入る。一般に使われている道で、車同士がすれ違える程度の幅はある。だが速度を指定する標識や標示、中央線、車両通行帯はなく、中央分離帯や柵も...
記事全文を読む→卓球メダリスト・早田ひなが「平和への感謝」を語ったら中国・韓国が罵詈雑言/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
2024年夏のパリ五輪で日本中に感動を届けた卓球界のヒロイン、早田ひな。シングルス銅メダル、団体銀メダルという輝かしい実績を携えて帰国した彼女が、会見で漏らした「ささやかな願い」が、まさか隣国の逆鱗に触れるとは、いったい誰が予想しただろうか…。
2024年8月13日午後、都内で臨んだ凱旋記者会見。報道陣から「今やりたいこと」を問われ、
「(横浜市や神戸市などにある複合施設の)『アンパンマンミュージアム』でポーチを作りたい」
そう答えた早田は続けて、
「鹿児島の特攻資料館に行き、生きていること、そして卓球が当たり前にできていることが当たり前ではない、というのを感じたいなと思い、行ってみたい」
彼女が言う「特攻資料館」とは「知覧特攻平和会館」を指す。この感慨深げな言葉には「自分が当たり前に卓球ができていることの尊さを感じたい」という、至極真っ当で純粋な平和への感謝が込められていたことは言うまでもない。
ところが、8月15日の終戦記念日を直前に控えたタイミングゆえか、この発言が報道されるや否や、中国のSNS「微博(ウェイボー)」では、それまで「リンゴちゃん」と呼び、アイドル並みに崇めていたファンが一変。
〈軍国主義の美化だ〉
〈731部隊を知っているのか〉
まったくお門違いの罵詈雑言を浴びせ始めたのである。
さらに驚くべきは、直前まで早田にウェイボー開設を勧め、親交を深めていたはずの中国のエース・孫穎莎や樊振東までもが、即座にフォローを解除。
歴史認識で一歩でも踏み外せば、英雄ですら一瞬で戦犯扱いされる中国のこと。国家の指導が入り、その恐怖が友情よりも優先された形になったのではないかと…。
「反日・目くじら教授」がホイホイ首を突っ込んできた
韓国の反日活動家も黙ってはいなかった。この騒動に、待ってましたと言わんばかりに首を突っ込んできたのが、お馴染みのソ・ギョンドク教授。韓国の誠信女子大学で客員教授の任にある、自称「韓国広報専門家」であり、ことあるごとに日本批判を繰り返すことで、日本のネット界隈では「反日・目くじら教授」と揶揄される人物だ。
そしてこの超反日教授はさっそく、早田の発言を「正しい歴史教育を受けていないせいだ」と断じ、SNSで「教育を施す」とブチ上げる。早田には大ブーイングが浴びせられることになったのである。
むろん、彼女が「行きたい」と語った「知覧特攻平和会館」は、特攻隊員の遺書を通じて戦争の悲惨さと命の重みを伝える、平和教育の場だ。それを「軍国主義の象徴」と決めつけ、アスリートの純粋な感性さえも、政治の道具として叩き潰そうとする。中韓の異常な反応はもはや、平和へのアレルギーと言わざるをえないだろう。
早田が思いがけず、メダルの重みよりも隣国の「過剰な被害妄想」という壁の厚さを痛感させられたであろう、この騒動。悲しいかな、歪んだ政治的思惑が、24歳のアスリートの純粋な心に影を落とすことになったのである。
(山川敦司)
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