太陽系のように、太陽の近くには水星や地球のような小柄な岩石惑星があり、遠くには木星や土星のような巨大なガス惑星が鎮座する。これまでは、これが宇宙の普遍的なルール、いわば「銀河の交通整理」だと信じられてきた。ところが今年4月、ESA(欧州宇宙...
記事全文を読む→【ドキュメント!不適切な昭和】「俺は昨日、ムショを出たばかりだ」いきなり玄関に上がり込む「押し売り」が見せた品物
今や買い物といえば、翌日には荷物が届くAmazonなどのネット通販が便利であり、24時間いつでも開いているコンビニエンスストアも利用頻度が高い。
だが、昭和40年代までの日本には、玄関のチャイムが鳴るたびに主婦がビクッと身をこわばらせる、今なら即110番通報モノの「恐怖の訪問者」がいた。現代の悪徳商法よりもはるかに原始的な、物理的威圧感に満ちていた「押し売り」である。
昭和の路地裏には、豆腐売りや竿竹売りのような風情ある物売りに混じって、明らかに「堅気ではないオーラ」を放つ男たちが紛れ込んでいた。彼らの定番スタイルはこうだ。
主婦が一人で留守番をしている昼下がり。玄関(あるいは縁側)に勝手に上がり込み、どっかりと腰を下ろす。そして凄みのきいた声で、こう切り出すのである。
「おらぁ昨日、ムショから出てきたばかりでよぉ…。アニキにノルマを課せられてんだ。助けると思ってこれ、買ってくれねぇかぁ」
そして差し出されるのが、およそムショ帰りの強面には似つかわしくない「粗悪なゴム紐」や「縫い針」「歯ブラシ」といった地味すぎる日用品。これを市価の数十倍という法外な値段で売りつけるわけだが、断ろうものなら、「買うまで動かねぇぞ」と居座り、時には懐の包丁(のようなもの)をチラつかせる。
今なら完璧な強要罪や住居侵入罪のフルコースだが、当時はこれが「町の困った風景」として成立していたのだから恐ろしい。
マニュアル完備のブラック企業的組織から派遣されて…
それにしても、なぜ彼らはあんなに必死にゴム紐を売っていたのか。一説には、ゴム紐は原価が安く、かさばらないため持ち運びが容易だったから、との説があるが…。
面白いのは、全国どこでも彼らの口上が「昨日、ムショを出た」で統一されていたことだ。おそらくは、今でいう「マニュアル完備のブラック企業」的組織があり、そこから派遣された従業員らが同じセリフを吐いて、全国の玄関先を恐怖に陥れていたようなのだ。
この押し売りは「サザエさん」などのアニメでもお馴染みの光景だが、当時の主婦たちは「警察を呼ぶ」という発想に至る前に、早く帰ってもらいたい一心で、震えながら小銭を差し出していた。
一方、押し売りとは真逆に、子供たちにとってのアイドルだったのが「富山の薬売り」だ。重そうな柳行李(やなぎごうり=編み箱)を背負ってやってくるおじさんは丁寧な物腰で、使ったぶんだけ後で代金を払う「先用後利」という独自のシステムを説明。減った薬代のみを精算していくのだが、帰り際、子供にくれるのが紙風船だった。
子供たちは色鮮やかな紙風船を膨らませながら、「いい人だなぁ」と確信したものだが、実はこれも究極の信頼マーケティング。
家の玄関は外部社会と直結した「戦場」であり「劇場」でもあった昭和時代。防犯カメラもオートロックもない時代に生きた人々は、怪しい来訪者と対峙することで、図らずも「世間の荒波」と「人を見る目」を養っていたのである。
(乾章)
アサ芸チョイス
AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...
記事全文を読む→「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...
記事全文を読む→20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...
記事全文を読む→
