スポーツ
Posted on 2026年05月14日 10:00

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈パラディレーヌが巻き返す〉

2026年05月14日 10:00

 春の7週連続GⅠ開催の3戦目となるヴィクトリアマイルは、今年で21回目。歴史は浅いが、消長が激しいと言われる古馬の牝馬によるマイル決戦だけに、調子のよしあしを見極めることが大事だ。特に中間の追い切りの動きには注意を払ってほしいが、まずは過去のデータを見てみよう。

 これまでの20年間、馬単で万馬券が飛び出したのは8回(馬連3回)。この間、1番人気馬は6勝(2着4回)、2番人気馬は2勝(2着0回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は1回のみ。堅そうでいて連対馬のうち1頭は人気薄が絡むケースが少なくない。総体的には中穴傾向のGⅠ戦と言っていいだろう。

 年齢的には、上り調子にあり、充実期を迎える4歳馬が10勝(2着13回)と、連対馬の半数以上を占めている。そうした視点で勝ち馬を炙り出してみたい。

 最も期待を寄せてみたいのは、4歳馬のパラディレーヌだ。

 昨年は秋華賞3着、続くエリザベス女王杯2着と高い力量を発揮し、その後はリフレッシュ放牧で成長を促された。陣営の思惑どおり、たくましくなって帰ってくると、今年は3月の中山牝馬Sで3着惜敗とまずまずのスタートを切ったわけだが、2戦目となった前走の福島牝馬Sは、1番人気に支持されたものの8着に敗れてしまった。

 しかし、これで人気が下がるようなら、穴党としては好都合だ。8着とはいえ、勝ち馬とはコンマ5秒差。スタートで出遅れ、後方からの競馬を余儀なくされたことを思えば、巻き返しは十分可能である。

 この中間は、ここ一本に的を絞って調整されており、実にいい雰囲気にある。稽古の動きは滑らかでリズミカル。体調のよさは明らかだ。

 千田調教師をはじめ、厩舎スタッフも「予定どおりにきている。馬体はふっくらして、つくべきところの筋肉の発達がすごい。どんな競馬をしてくれるか本当に楽しみ」と口をそろえ、状態のよさを強調する。

 マイル戦は今回が初めてで、東京新聞杯や阪神牝馬Sといった王道ローテは歩んでいないが、一戦ごとに末脚に磨きがかかっていることは特筆していい。オークスで勝ち馬とコンマ3秒差の4着だったことを思うと、力をつけた今なら直線の長い東京コースは味方にこそなれ、ネックになることなどあるまい。

 母系は欧州の一流血脈。血統的に見てもマイルの頂点に立つにふさわしく、良馬場条件に狙い撃ちといきたい。

 その翌週、5月24日に行われるのが、牝馬クラシック第2弾のオークスだ。

 馬単が導入された過去23年間を見ると、馬単での万馬券が7回(馬連6回)。1、2番人気馬によるワンツー決着が5回。こちらも中穴傾向のGⅠである。

 桜花賞はスターアニスの快勝だったが、距離が一気に800メートル延びる今回、同じようなパフォーマンスを演じるとは思えない。

 穴党の当方は“残念桜花賞”の忘れな草賞(阪神芝2000メートル)を楽勝したジュウリョクピエロを狙ってみたい。

 オルフェーヴル産駒だけに距離延長は望むところで、この中間はさらに良化気配にある。デビューから3戦はダートを使われてきたが、芝に転向した近2戦とも、上がり最速の末脚を披露しての2連勝。勝ち負けになっていい。

 穴中の穴は、ロイスターだ。未勝利―平場を連勝。わずか2戦のキャリアで芝は初めてになるが、走りっぷりや血統(母系)から、明らかに芝向きの馬。血筋は欧米のGⅠ血統で、1票投じてみたい。

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