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記事全文を読む→ナニ、57万4800円に値上げ!? iPhone異変で「Androidに切り替え」ユーザーが悩む「価格の境界線」
「そろそろAndroidに切り替えようかな」
大幅な値上げを受け、iPhoneユーザーからそんな声が漏れ始めている。日本で圧倒的な存在感を放ってきたiPhoneを、異変が襲っている――。
米Appleが9月9日(現地時間)に発表したiPhone 18 Proの日本価格は21万9800円から。初の折りたたみ型iPhone Duoは36万4800円からで、2TBモデルは57万4800円に達する。Galaxy Foldから約7年遅れだけに先行機を研究できる強みはあるが、国内の折りたたみスマホ出荷は2025年度でスマホ全体の1.1%。一般利用者の受け皿とは言いがたい。
超高額なProモデルしか選べなくなった問題も見逃せない。今回は無印のiPhone 18が発表されなかった。2027年春発売との報道はあるが、Appleは明らかにしていない。旧型iPhone 17の256GBも、12万9800円から15万9800円へと値上がりした。新型Proを買うか、値上がりした旧型を選ぶか、無印18を待つか。どれを選んでも財布には極めて厳しい。
そもそもこの割高感はどこから来るのか。日本価格の税抜き額とアメリカ価格を比べると、1ドル約166円で換算した水準になる。7月には一時164円近くまで円安が進んでいたが、発表時には153円台まで円高に振れていた。Appleは価格決定の時期も採用レートも公表していないが、円安局面で決めた価格が円高で割高に見えるのは否めない。
iPhoneを使ってきた人が簡単に乗り換えられない事情
それではAndroidに乗り換えれば安くなるのか。最低価格同士では、Pixel 11は13万6800円でiPhone 17より2万3000円安い。Pixel 11 Proと18 Proでは4万5000円、Pixel 11 Pro FoldとDuoでは8万4900円の差がある。Androidの高性能機も安くはないが、数万円の違いは乗り換えを考える十分な理由になる。しかもAndroidには中価格帯の機種が多数あるのだ。
それでも日本では依然として、iPhoneの人気が高い。利用者数ではAndroidが上回るが、Appleは2025年度まで15年連続で国内出荷首位を守ってきた。今回の値上げでその強さが揺らぐのか、だ。
価格だけを見れば、Androidへ移る理由は十分にある。それでも長年、iPhoneを使ってきた人が簡単に乗り換えられない事情がある。App Storeで購入した有料アプリの権利や、Apple Accountの残高は移せない。iCloudやLINEにも移行作業が必要で、Apple WatchはAndroidでは使えない。長年かけて築いた「Apple漬けの日常」が、乗り換えをためらわせる最大の理由なのだ。
こうしてみると、Appleにとって本当の脅威はAndroidの性能ではなく、iPhone自体の価格なのかもしれない。「もうiPhoneにこだわらなくてもいい」と考える人が増えた時、日本で続いてきたiPhone人気に変化が表れそうだ。
(ケン高田)
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