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記事全文を読む→プロ野球12球団「食事格差」サバイバル(1)巨人だけのプレミアアイス
プロ野球はシーズン終盤、いよいよ優勝、CS争いが佳境を迎えている。あらためて思うのは、選手たちが1シーズンの長丁場を闘い抜く源は日々の「食事」である。折しも「食欲の秋」だが、12球団には成績同様に“格差”も生じているようで‥‥。
セ・リーグでは2連覇を目指す阪神が、追いすがる巨人との最終決戦に入った。
くしくも伝統を誇る2球団は、セ界でも群を抜く食事レベルのようだ。
阪神は2月に、1、2軍ともに沖縄県内で約1カ月のキャンプを張る。シーズン前のチーム内競争から、格差はあるのだ。
「1、2軍で食材はもちろん、味付けまでが違うんです。出汁と薄口しょうゆが特徴的な関西風とは異なり、沖縄では味付けが甘く、こってりしたメニューが提供されることが多く、観光でもないので、以前は3日もすれば飽きてしまう傾向があった。そのために8年ほど前から、専属の料理人を関西からチーム宿舎に連れていき、厨房に入ってもらっていました」(球団OB)
現在は現地スタッフで、ある程度対応できるようになったそうだが、それは1軍の話であり、2軍のほうはそこまで行き届いていないという。
「『口に合うおいしいものを食べたかったら1軍に上がれ!』と、平田勝男2軍監督(67)らファームの首脳陣が若虎に檄を飛ばしています。また昨シーズン、藤川球児監督(46)になってからは生活管理も厳しく、1軍レギュラークラス以外はキャンプ休日を含めて宿舎近くのコンビニくらいしか外出できなくなった。食生活でストレスを溜め込んでいる選手は案外多いです」(球団OB)
対するライバル・巨人も負けてはいない。
宮崎キャンプでは宮崎牛、沖縄キャンプでは石垣牛が振る舞われる。キャンプのみならず、シーズン中でも差し入れという分野に関して、令和の時代でも“巨人ブランド”はまだまだ健在だという。
「球団首脳陣、裏方が昭和、平成の時代からお世話になっている、太い支援者が全国津々浦々にいるからです。巨人は“不人気カード”で地方主催試合を展開しているため、関係性が継続されている。差し入れで多いのはステーキ肉。一方で、生魚は食あたりを気にして食べない関係者が多いため敬遠されます。寿司なら銀座の高級寿司店から届く、巻き寿司やいなり寿司。越前ガニが出てきた時は茹でたものが登場して、皆、テンションが上がっていました。高級和菓子も多く、他球団から来た選手が『こんなの見たことがない』と目を白黒させるのは日常茶飯事です」(球団関係者)
特に長嶋茂雄監督、原辰徳監督時代は顔が広すぎて毎日のように「監督からの差し入れです」との札が立ったという。
また、ホームグラウンドの東京ドームでも、巨人だけは特別なようだ。
「東京ドームのホーム側の選手サロンには、アイスクリームだけが入った冷凍庫が設置されているんです。ところが、それは巨人だけの専有物。かつて東京ドームをホームとして共有していた日本ハムが試合をする際は、その冷凍庫に鍵がかけられていました。例えば今季はソフトバンク、オリックス、西武も主催試合をしていますが、当然ながら厳重に鍵がかけられていた。もはや、巨人だけのプレミアアイスクリームです」(球団関係者)
そればかりか、遠征に出ても巨人は食事面で風格を漂わせる。
「甲子園で行われる阪神戦の定宿は部屋が狭く、歓楽街の梅田や三宮にもタクシーで1万円近くかかるため若手から不満も出ますが、高級精肉店が運営しているホテルなので、夜は神戸牛のすき焼き、しゃぶしゃぶ、焼き肉が食べ放題。甲子園球場には、試合前になるとホテル関係者が揚げたてコロッケの差し入れまでしてくれる。かつて原監督が“1億円恐喝事件”に巻き込まれた舞台としても知られる宿舎ですが、過去の醜聞はどこ吹く風、ナインや首脳陣、裏方は『ここの時は街に出なくても腹いっぱいおいしいものが食える』と楽しみにしています」(セ・リーグ球団関係者)
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