社会

「エッ、30年前の3倍!?」増え続ける家庭内のダニ、その退治方法とは?

20150424_sharp

 厚生労働省の調査によれば、いまや全国民の3分の1が何らかのアレルギーに悩んでいるという。年間を通じて悩まされる花粉症はもはや「国民病」、また、特定の金属や食物が原因で発症するアレルギー患者の数も年々増加してきているのだ。

 では、なぜ現代においてアレルギー患者が増えているのか。その原因のトップは「ダニ」だという。

「現代は温暖化に加え、高気密・高断熱の住宅が増えています。そのため、冬には少なくなるはずだったダニが一年中生息可能となり、家庭内のダニは30年前の3倍にまで増えているとも報告されています」(健康雑誌ライター)

 特に多いのが布団の中に生息するダニ。その対策として、昨今は布団干し以上に効果的だと掃除機をかけることが推奨されてきた。しかし、これまでの一般的な掃除機では、ダニの糞・死がいは取り除けても、布団の中の生きたダニまでは鋭い爪で繊維にしがみつくため、なかなか吸い取れないという問題があったのだ。

 この課題に対し、シャープの研究チームが発見したのが“40度以上の熱を加えると、ダニは熱を嫌い繊維から爪を離し逃げ出す”という習性。そこで、温風で布団のダニを引きはがして強力に吸引する、ふとん専用掃除機を開発した。

 それが、ふとんヒートサイクロン「Cornet(コロネ)」。わずか2.4キロの軽量ラウンドハンドルデザインは用途を考えて設計されたボディで、ハンドクリーナーのように持って使用。生きたダニまで吸い込みながら、温風とプラズマクラスターで気になるニオイも脱臭するスグレモノだ。また使用後は温風のおかげで水分が取り除かれるので、布団がふっくらするのも気持ちいい。

 ダニや花粉といったアレルゲンのほか、食生活の変化やストレス、腸内細菌環境など、現代社会では昔と比べてアレルギー増加の要因が増えている。都市部で生活する以上避けられない環境なだけに、自身でできる対策は積極的に行う必要がありそうだ。

【参考】サイクロンふとん掃除機 Cornet(コロネ)

http://www.sharp.co.jp/souji/cornet_sp.html

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身