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不調が続くヤクルト・成瀬の古巣に対する複雑な胸の内

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 因縁が生まれる背景には、移籍を巡るひと悶着がある。ロッテからヤクルトにFA移籍した成瀬が古巣に対する複雑な感情を秘めているようだ。

「長らくロッテのエースに君臨していた成瀬ですが、いい意味でもチームカラーだった緩い雰囲気に慣れ親しんできました。ところが、13年より伊東監督が就任し、14年には横浜高校の後輩で折り合いが悪いとも言われてきた涌井秀章(28)が入団してきてチーム状況が変わったんです」(パ・リーグ関係者)

 ロッテでは外様でも西武時代から重用してきた関係で、監督にかわいがられるのは涌井だった。

「しかも涌井はプライベートで問題を起こすこともありましたが、野球に関してはストイックに取り組みます。練習を嫌って伸び悩んでいた唐川侑己(25)の教育係を務めるほどです。一方、やはり練習を嫌う成瀬に関して監督一派は『若手にいい影響を与えない』という評価だった。そして昨年、成瀬はFA宣言したのですが、実は裏で、親しい関係者には『引き止めてくれると思った』とこぼしていたんです」(パ・リーグ関係者)

 積極的な移籍ではないとされる成瀬の成績は今季、1勝5敗、防御率4.65と低迷。古巣を見返そうにも、まったく調子が上がってこない。

「もともと成瀬はフライを打たせて取るピッチャーなので、狭い神宮球場がホームでは活躍が難しいのではと言われてきた。そのとおりとなりました。ヤクルトは日本ハムから大引啓次(30)もFAで獲得していますが、キャンプ時から逆方向に打つスイングを強要するなどして打撃を狂わせてしまった。大引は起用法に関して納得がいかず飛び出した日本ハムに一泡吹かせたかったでしょうが、自慢の守備でもチームの足を引っ張るような状態です。ヤクルトは今、戦力がダウンしたはずの両球団から見下されている」(スポーツ紙デスク)

「移籍しなければ…」と声が聞こえてきそうだが、交流戦で古巣相手に活躍することを祈るばかりである。

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