●ゲスト:ラフルアー宮澤エマ(らふるあー・みやざわ・えま) 1988年、東京都生まれ。聖心インターナショナルスクール卒業後、米オクシデンタル大に入学。3年時に英ケンブリッジ大へ留学。2012年に芸能界入り。「ワイドナショー」(フジ系)などの番組でコメンテーターとして活躍する一方、「シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~」など多くの舞台・ミュージカルにも出演。9月よりスタートする東宝ミュージカル「ラ・マンチャの男」は、大阪・シアターBRAVA!(9/2~9/21)を皮切りに、長野・まつもと市民芸術館(9/26~9/28)、東京・帝国劇場(10/4~10/27)で公演予定。
かのケンブリッジ大学にも通っていた経歴を持ち、さらに「宮澤喜一元首相の孫」ということで家系もすごい、才媛のハーフ美女・ラフルアー宮澤エマ。その隙のないプロフィールに思わず驚嘆の天才テリーだが、絶妙なトークで彼女に急接近、飾らない素顔をのぞいてみたら!?
テリー プロフィールを見ると、とにかく経歴がすごいね。おじいちゃんが宮澤喜一元首相で、お父さんはアメリカの外交官。高校は聖心のインターナショナルスクールを卒業して、アメリカのオクシデンタル大学に進学。そしてイギリスのケンブリッジ大学にも在学して‥‥って、どんだけお嬢様なんだよ!?
宮澤 いえいえ、全然そんなことないんです(笑)。
テリー そんなことあるだろ!ここまで輝かしい経歴の人が芸能界に入るきっかけって、何だったの?
宮澤 子供の頃から、とにかく歌とお芝居が大好きで、将来はそういう仕事をしたいと思っていました。
テリー とはいっても、業界的には「宮澤喜一のお孫さん」っていうのがいちばんインパクトがあるよね。
宮澤 そうですね。特にデビューしたての頃は、タレントとしてバラエティ番組に出演するとは思っていなかったので、そんなお話をいっぱいいただいた時はビックリしました。
テリー 何か扱いとしては(竹下登元首相のお孫さんの)DAIGOみたいだね。
宮澤 そうなんですよ! それこそ“女版DAIGOさん”みたいな感じで。初めて出たバラエティ番組の「ネプリーグ」(フジテレビ系)でDAIGOさんと同じチームになったんですが、すごく優しい方でした。「一緒に“孫タレ”として頑張っていきましょう」みたいに言ってくださったので、私も何だかよくわからないままに「DAIGOさんについていきます!」みたいな(笑)。
テリー 「宮澤元首相のお孫さんですよね?」なんて、どこ行っても同じことばかり聞かれると、さすがにうんざりするでしょう?
宮澤 いえ、祖父のことを聞かれるのは、全然嫌じゃないんです。ただ、DAIGOさんみたいに「おもしろいおじいちゃんネタ」がなくて(笑)。一生懸命考えるんですけど、何も浮かばないんですよね。
テリー ああ、DAIGOは「おじいちゃんが3%の消費税を導入したから、かなり学校で友達にいじられた」って鉄板ネタがあるからね。
宮澤 そうなんです。で、「どうしよう。これじゃ絶対に芸能界で生き残れない」と思った時に、宮本亜門さんに「ミュージカルのオーディションを受けませんか?」ってお声をかけていただいて。そこから少しずつミュージカルの舞台に立てるようになったんです。
テリー よかったよね。でなきゃ、バラエティで、ずっとおじいちゃんの話ばかりしてなきゃいけなかったかも(笑)。
宮澤 もちろん、バラエティのお仕事は楽しいし、好きなんですけれど、私自身が特別おもしろいキャラでもないので(笑)。クイズ番組にもひととおり呼んでいただいたんですけど、全然できないんですよ。
テリー いや、俺もテレビで偉そうなこと言ってるから、「きっとあいつは頭がいいんだろう」なんてクイズ番組に呼ばれるんだけど、バカだから全然できないんだ(笑)。
宮澤 私も「インテリ芸能人チーム」で呼ばれているのに、大学受験はしてないから漢字は知らないし、(歴史の)年号も覚えてない、みたいな感じで。
テリー でもクイズって、勉強とは違う才能だよね。
宮澤 そうなんですよ。クイズが得意な芸能人の方ってすごくて、尊敬します。
テリー まあ、頭よさそうな人ができないほうが、番組的には盛り上がるんだけどね(笑)。