芸能

ドラマ&映画・これが「伝説のミスキャスト」だ!(2)

年齢から身長から全部違う

 4位に飛び込んできたのは、日本一アナーキーな公務員「こち亀」の両さんに扮した香取慎吾(35)だ。
「もっとズンドウ体型でないと両さんじゃない。爽やかな両さんなど見たくない」(44歳・医療)「原作を冒涜している。消えてほしい」(43歳・不動産)
 など、コミック累計178巻を誇る人気だけに激しい拒否反応が多かった。
「年齢から身長から全て違う。香取はハットリくん役の時も、初めから原作に似せるのは無理だと割り切って、まったく別のキャラを開き直って演じている。そのため映画を見ていると『もしかして、これでいいのかも』と思ってしまうこともあるほどです」(前出・前田氏)  ちなみに原作漫画では、両さんが自分を演じる俳優として「高倉健」案を披露していたが‥‥。
 5位にランクインした加山雄三(74)は、まさに若き日の若大将の黒歴史だ!
「当時はひっくり返った。ワイドショーでは特殊メイクなど話題を取り上げていたが、ウルトラQなどのB級作品にいきなり超メジャー俳優が挑戦するようなもの。よほど仕事がなかったのでは‥‥」(前出・小谷氏)
 結局トップ10の半数はジャニーズタレントが占拠。
「監督やプロデューサーは『ジャニーズ作品には予算が付くから大作になるが、作品は不自由になる』とコボしています。昨年公開され大ヒットした映画『怪物くん』では大野智(31)が三十路で主役の少年を演じてますが、あの年で黄色いTシャツに野球帽で街を歩いてたら完全に不審人物。それに彼の芸能キャリアに何の足しになるのかもよくわからないが、続編がありそう」(前出・前田氏)
 とはいえ、中には「ハキダメに鶴」もあるという。「ジャニーズでも、7位の『あしたのジョー』は比較的いいと思います。主役の山下智久(26)は腹筋が割れるほどボクサーらしく体を鍛え上げていた。力石役の伊勢谷友介も体脂肪率を一桁に落とし、悲壮な減量シーンに臨んだ。唯一、山下の髪型がふだんのままという点に不満が残りました」(前出・前田氏)
 自伝ドラマで星野仙一役を演じた9位の石橋貴明(50)には「とんねるずのコント番組じゃないか」と不人気ぶりが沸騰した。
「かつて自伝ドラマで落合信子役をかたせ梨乃(54)が演じたのには説得力があったが、橋田寿賀子が自伝的ドラマ『春よ、来い』(NHK、29位)を書くなら、当然主役は泉ピン子で異論はない。ピン子も幼少期からフルで演じるスケジュールを空けていたはず」(前出・今井氏)
 13位・斉藤由貴(45)には「この娘が野球しているところが想像できない」(55歳・運送業)との声。「同じ漫画原作でも『スケバン刑事』(フジテレビ系)では役作りに成功したが、デビュー当時、ぽっちゃり系だった斉藤にスレンダーな水原役はいかにも難しい」(前出・小谷氏)
 15位には藤原紀香(40)の「キャッツ・アイ」が滑り込んだ。
「SMっぽい革スーツはよかったが、いかんせん敵のアジトがフジテレビの本社ビル。ファンの間でも世紀の珍作と言われている。セクシーなイメージだけでキャスティングしたのでしょうが、彼女はこの作品に出たことでそれまでの映画でのキャリアを棒に振ってしまった」(前出・前田氏)
 さらに前出・小谷氏がダメを押す。「藤原はデビュー当時『峰不二子役でハリウッドデビューしたい』と語っていたが、その夢もかなわず『キャッツ─』に落ち着いたのかも。本人は自分をセクシーと感じているのでしょうが、フェロモンは漫画のほうが断然上でしょう」(前出・小谷氏)

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