社会

小泉進次郎 入閣拒否騒動の裏にある真意とは?「決起に向けて盟友を作り始めている」

20151015q

 内閣改造を前にして、総理にとって見逃せない動きが党内で起きた。進次郎氏に近い、石破茂地方創生相が新たな派閥「水月会」を立ち上げたのだ。

 9月28日に開いた旗揚げ会見で、石破氏は「次期総理の椅子」への意欲をこう述べた。

「長く国会議員を務め、政府・党で仕事をした人間として、『私は首相にふさわしくない』と言うのは逃げではないかと反省している」

 自民党の公選規定では連続して三選は認めておらず、3年後に向けた「ポスト安倍」レースは早くも始まったようだ。そんな中で総理は、「石破派」20名のメンバーに進次郎氏が参加しているか、気にしていたと政治部記者は言う。

「12年の総裁選は『安倍対石破』の争いになった。安倍陣営は投票前に進次郎氏が石破氏を支持していると知って、慌てて進次郎氏の支持表明は投票後にしてほしいと、説得しました。進次郎氏の1票は他の議員に影響を与えます。次回の総裁選で安倍総理は、初の女性総理誕生をもくろみ、稲田さんを後継者に育てる予定です。石破陣営に進次郎氏がつくと、争いが混迷するだけに警戒しています」

 今のところ石破派入りはしていないが、「地方創生」でも一緒に汗を流してきただけに、石破氏周辺は次期総裁選で支援を期待しているようだ。それでも最近、態度が変わってきたと、自民党関係者は明かす。

「9月の総裁選で無投票再選が決まった時、進次郎さんは石破さんに出馬して戦ってほしかったようで、ガッカリしていましたよ」

 すでに見限っているのか、最近、石破氏ではなく別の衆院議員と距離を縮めようとしているという。

「会合などの席で、『水月会』の平将明氏や齋藤健氏について、『すごく優秀な人だ』とべたぼめしているんです。数年後に党内で力を発揮する時に“盟友”として考えているのかもしれません」(前出・政治部記者)

 安倍批判“騒動”の裏で着々と来るべき「決起の日」に向けて、足場を固めているようだ。

「7月中旬に稲嶺恵一元沖縄県知事が都内の勉強会に訪れた時、『沖縄で政治家が発言する場合、注意すべきことを教えてほしい』とアドバイスを受けていました。東北の復興と合わせて、今度は沖縄の米軍基地問題に貢献して、実績を作ることを画策しているようです」(前出・政治部記者)

 “院政”まで敷いて権力を維持しようとする勢いの安倍総理の牙城を、はたして進次郎氏は崩せるか──。

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身