芸能

フジ昼ドラが来年3月終幕!女優たちの伝説の名場面をフィードバック「“華の嵐”で魅せた高木美保の女優魂」

20151119i

 ドロドロの愛憎劇など独特の世界観が時に社会現象まで巻き起こした、フジテレビ系・東海テレビ制作の“昼ドラ”が来年3月で52年の歴史に幕を下ろすという。真っ昼間から放映されてきた、欲望渦巻く扇情シーンの数々は半ば伝説と化したものだ。まさに女優たちが必死の決意で挑み続けた、「伝説の場面」を特選したい。

 10月28日、スポーツニッポンが「フジの昼ドラ放送終了」を報じ、多くの嘆きの声が聞かれた。52年という歳月が、固定ファンとともにさまざまなドラマを生んできた証拠である。

 昼ドラ視聴歴40年を誇るドラマ評論家・ペリー荻野氏も落胆を隠せない。

「フレッシュ女優の登竜門とも呼ばれる、NHK朝ドラに対し、昼ドラは女優が熟していく過程を見られる貴重な場でした。彼女たちの骨太な根性が入っているドラマがなくなるのは寂しいかぎりです」

 その歴史を振り返れば、シリーズ当初の60~70年代は文芸作品が多く、現在の淫靡なイメージとはかけ離れていたようだ。

 転機となったのが、86年に田中美佐子(55)主演で放送された「愛の嵐」に始まり、高木美保(53)を主演に迎えた、「華の嵐」(88年)、「夏の嵐」(89年)と続いた「嵐3部作」である。

 中でも、最高視聴率が19%にも及んだ「華の嵐」は爆発的ブームとなった。

 華族の娘として生まれ、「貴族としての誇り」と「身分違いの恋」に揺れる女の一生を描いた同作は女性の根強い支持を受けたのだ。中には会社のトイレにポータブルテレビを持ち込み、秘部を刺激しながらこっそり観賞するOLも現れたほどだという‥‥。当然、男性にとっても見どころ満載の作品だった。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が当時を振り返る。

「映画『Wの悲劇』(84年・東映)の濡れ場で高木が披露した凛とした背中は、今でも覚えています。その光景が頭の中にあるので、高慢ちきなお嬢様役は適役でしたね。男の間でも話題になっていましたよ」

 ドラマ評論家の上杉純也氏も同作に熱狂した一人だ。

「高木は清純派で売っていましたが、貴族の服に包まれた肉体は相当ムチムチしていましたからね。そのギャップのエロさに心奪われました。『愛欲』をテーマとする現在の昼ドラ路線を作った最大の立て役者でしょう」

 半世紀という長きにわたる歴史を刻んだだけに、昼ドラには大きな変遷があった。その後、21世紀に入ると徐々に過激なものが目立ち始める。

「ここ10年ほど、昼ドラに出る女優は、離婚など私生活で何らかの分岐点に立っているのではと、芸能レポーターの間で話題になりました。横山めぐみ(46)、遠野なぎこ(35)、大河内奈々子(38)、安達祐実(34)‥‥。並行してドラマの性描写が露骨になり、昼ドラが“女優再生ドラマ”と化してきたんです」(前出・佐々木氏)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    塩試合を打ち砕いた!大谷の〝打った瞬間〟スーパー3ランにMLBオールスターが感謝

    日本時間の7月17日、MLBオールスター「ア・リーグ×ナ・リーグ」(グローブライフフィールド)は淡々と試合が進んでいた。NHK総合での生中継、その解説者で元MLBプレーヤーの長谷川滋利氏が「みんな早打ちですね」と、少しガッカリしているかのよ…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , , |

    新井貴浩監督が絶賛!劇画のような広島カープ野球の応援歌は「走れリュウタロー」

    プロ野球12球団にはそれぞれ、ファンに親しまれるチームカラーがある。今季の広島カープのチームカラーを象徴するシーンが7月初旬、立て続けに2つあった。まずは7月4日の阪神戦だ。3-3で迎えた8回裏、カープの攻撃。この試合前までカープは3連敗で…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
岡田監督よく言った!合計43得点のオールスター戦が「史上最もつまらなかった」とファンが怒った当然の理由
2
巨人・阿部慎之助監督のエンドラン外し「捕手の勘だった」発言に江川卓が「それはない」異論のワケ
3
認知症の蛭子能収「太川陽介とバス旅」は忘れてもボートレース場で「選手解説」ギャンブラー魂
4
レジェンドOBなのになぜ!ド低迷の川崎フロンターレ「中村憲剛」新監督案をサポーターが拒絶
5
【衝撃事実】見たのは誰だ!トランプ銃撃犯は「11分間ドローンでライブ配信」していた