社会
Posted on 2015年11月22日 17:55

予備軍入れて800万人…認知症にならないのはどっち?究極の鉄則11項目!「ジョギングは控えめの方が良い」

2015年11月22日 17:55

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 晩酌と睡眠で英気を養い、いざ明日の仕事へ。

【5】認知症になるリスクが少ないのは「営業職」と「事務職」のどっち?

「例えば数字の計算だけを行うような事務系の仕事は単純作業が多いため、どうしても想像力を発揮する機会が少ない。営業であれば、あらゆる角度から情報を入手し、それを分析。どういう作戦で相手を落としたらいいのかを考えて行動することも多いはずです。これは脳にとって、たいへんプラスになる。ただし、脳はストレスに弱いので、あまりノルマがきついような営業職は、過度なストレスによって脳が攻撃されてしまいます。明らかに無理なノルマを課せられるような営業は認知症発症のリスクを高めてしまうと言えるでしょう」

 では、

【6】一生続けるなら「高収入の嫌いな仕事」か、それとも「低収入の好きな仕事」を選ぶべきか?

「人間の脳は好きなものに対して強い反応を示し、能動的に働きますが、嫌いなものには情報の流入を拒絶してしまいます。つまり、仕事は収入よりも好きなものを選んだほうが持続できるし、先の道も開けてくる。結果、認知症予防にもつながるわけです」

 ただし、どんな仕事にもついて回るのがストレス。その解消にもなる「運動・趣味編」へと移ろう。

【7】運動するなら「ジョギング」か「散歩」か?

「ジョギングブームの昨今ですが、軽いものならともかく、連日の長距離となると、体には相当の負荷がかかります。すると活性酸素が大量に発生し、老化を早めてしまうおそれがある。大事なことは、心拍数を上げすぎないこと。生物には生涯の心拍数総数が決まっていて、心拍数の高いネズミは早く使い切るため短命で、低いゾウは長生きすると言われます。人間も同じだということです」

 体への負担は老化の原因になり、ひいては認知症発症のリスクをアップさせてしまうというわけだ。

「しかも判断力が低下していると重大な事故に巻き込まれることもあり、万一、頭部外傷を負えば、逆に認知症発症のリスクを高めてしまう。ゆっくりとしたペースで少し長めの距離を歩くこと。無理をしないことが健康維持の秘訣です」

 夜の街へ出ることも重要な趣味の一つ。

【8】飲みに行くなら「キャバクラ」、あるいは「スナック」?

「脳は新しい刺激が大好きですから、新しい出会いがあるという意味ではキャバクラがいいでしょうね。スナックは居心地はいいかもしれませんが、おなじみのママがいて客も常連さんというのでは、脳への刺激は少ない。ただし、ママさんが勉強熱心で、常にいい刺激を与えてくれる店は別。自分の知らない情報を持っていれば好奇心をかきたてられ、それによって脳は目まぐるしく活動します」

 話す満足感以上に情報を入手する刺激が大きい、脳にはそんなメカニズムもあるのだという。

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