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巨人「笠原・福田・松本」の“賭博中毒現場”を裏組織幹部が暴露「契約金もギャンブルで無くなった?」

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 46年前に発生した、「黒い霧事件」以来となるパンドラの箱が開けられてしまった。プロ野球選手が野球賭博に手を染める。当然、闇社会との接点、そして八百長が疑われるだろう。巨人の有望選手たちが非合法なギャンブルに溺れて墜ちていった詳細をヤクザ幹部が全暴露した。

 11月10日、NPBは野球賭博に関与していた巨人の笠原将生(24)、福田聡志(32)、松本竜也(22)を無期失格処分とし、球団には1000万円の制裁金という処分を科した。将来を期待された3投手は、志半ばでプロ球界から事実上追放された形だ。

「福田がギャンブル好きなのは有名でした。入団時の契約金を全てギャンブルで使い果たしたと言われるほどで、元コーチと競艇の情報交換をするなど筋金入りだった。笠原については、ギャンブルというより遊び人という印象で、平気で朝帰りするし、酒の臭いをプンプンさせて球場入りすることもありました。笠原について回っていた松本竜は、その影響を受けたのではないか」(巨人番記者)

 確かに、笠原が契約解除された席で「いろんな人の人生をむちゃくちゃにして、償っても償いきれない思いを死ぬまで引きずるだろう」と吐露したことが、球団から公表されている。

 事態は9月30日、昨年から福田と野球賭博に興じていたという、税理士法人に勤務する40代の大学院生A氏が、福田に150万円の借金返済を求め、ジャイアンツ球場に押しかけたことから発覚したと報道された。福田にA氏を紹介したのも笠原だったという。事情を知る球界関係者が声を潜めて話す。

「実はA氏が球場を訪れるより前に、借金騒動を耳にしたジャーナリストがいて、福田を直撃し、半ば脅しのように事実関係を問いただしたそうです。福田はそれを恐喝のように感じ、この時点で球団に相談していたといいます。球団が対応を進めていたので、A氏は取り立てに失敗したうえ、事態が露呈してしまったのでしょう」

 球団は10月5日に福田が野球賭博に関与していたこと、笠原が仲介者だったことを発表し、さらなる調査の結果、10月21日に笠原と松本竜の野球賭博関与も公表した。

 プロ野球選手が野球賭博に手を染めていたとなれば、八百長が疑われる。そして、その背景には反社会的組織の存在が見え隠れするのは当然だ。

 福田や松本竜が非合法なギャンブルに手を出したのは笠原の手引きだが、入り口は賭け麻雀だったという。

 ことの詳細を知るヤクザ幹部のX氏が話す。

「福田は名古屋にいるA氏との賭け麻雀から始まったって話だけど、笠原には東京・新宿で飲食店を経営していた、30代のB氏ってギャンブル仲間もいたんだ。松本竜は笠原の舎弟みたいについていたから、B氏と知り合ったんだろう。笠原とA氏の関係は昨年からみたいだけど、B氏とは2年ぐらいつきあってきたんじゃねえか。お互いギャンブル中毒だから意気投合したってわけだ」

 笠原はB氏らとの麻雀で高額な金銭のやり取りを繰り返していたという。

「遠征もあるから毎日ってことはないよ。それでも試合がない日だったら、面子を代えて夕方から朝までこもりっきりだった。一般のサラリーマンだったら、1箱(1回)3000~6000円で、警察からお目こぼしされるレートだろ。あいつらのは1箱3万ぐらい。一晩やり続けて20回にもなれば、けっこうな額にはなるだろう。しかも3人打ちすることもあったから、そうなりゃもっと回転は早い。まあ、麻雀で負けても1日10万単位だけど、B氏がルートを知ってたから、野球賭博にまで手を出したんだよな」(X氏)

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