社会
Posted on 2016年01月20日 01:55

中国PM2.5、西之島沖地震…“備えあれば憂いなし”日本を取り巻く自然災害を予測

2016年01月20日 01:55

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 本来これは自然災害というより、人災と言っていいものかもしれない。中国では、PM2.5による大気汚染で、最高レベルの「赤色警報」が相次いでいる。PM2.5の原因物質は石炭、工場の煤煙などで、汚染された空気を吸った人の健康被害が大いに心配されている。それが偏西風に乗って、すでに日本に飛来し始めているのだ。防災ジャーナリストの渡辺実氏が言う。

「健康被害だけなら想定内なんです。ところがPM2.5は降ってみないと何が入っているかわからない。今の大都市はコンピュータ社会であり、都市機能はコンピュータに支えられている。恐れられているのは、都市機能を破壊する原因物質が降ってくることです」

 始末の悪いことに、PM2.5は火山灰であるガラス繊維より粒子が細かい。

「火山灰が降ると交通機関はもちろん、発電所、会社のパソコンなど全てがダメになる。窓を閉めていても隙間から粒子が入り込んできて、経済が機能しなくなるんです。健康を損なう物質も怖いが、都市機能を破壊する物質が降ってきたらどうするのか。PM2.5は火山灰より細かいというんですから、なすすべがありませんね。お手上げです」(前出・渡辺氏)

 都市機能がマヒすれば、たちどころに経済活動も生活も立ち行かなくなる──。

「大島の噴火は約30年周期で起こっている。今年は前回の大噴火からちょうど30年です。が、今のところ、大噴火の兆候は見当たらない。実は代わって、伊豆・小笠原諸島の西之島を震源とするM9クラスの巨大地震が起きるのではないか。それが私の仮説です」

 不気味な論を展開するのは、海洋地質学者で琉球大理学部名誉教授の木村政昭氏だ。海底噴火によってできた西之島は今も噴火中で、島は拡大し続けている。

 木村名誉教授は東日本大震災に次ぐ巨大地震が発生する場所として、独自の「地震の目」理論を駆使して、伊豆・小笠原諸島の海域と予測している。地震空白域にここ数十年間に発生したM6以上の地震の震源地をプロット(点で地図に描き入れること)すると、震源地がドーナツ状に分布、地震の輪ができる。その輪の中にM3以上と条件を変えてプロットすると、一定の地域に黒い点が集中してくる。これを「地震の目」と呼んでいるのだ。

「ちょうど今、西之島の上に地震の目がある。その地下では猛烈な火山活動が行われていますが、ここを震源とした巨大地震が発生するのではないか。私自身はもう少し北で発生すると考えていましたので、(地震予測の)ブログを書き換えるつもりです」(前出・木村名誉教授)

 東京の南約1000キロ。小笠原でもしM9クラスの巨大地震が発生したらどんな影響があるのか。前出・木村名誉教授によれば、

「地震動はさほどでもないでしょう。東京で震度5くらいじゃないですか。しかし、津波には注意すべきです。東京湾はちょうど南に口を開いているので、10メートル近い巨大津波が直撃するかもしれない。何しろ1960年のチリ津波の際は沖縄で建設中の橋が破壊されたほどですから」

「ゴジラ・エルニーニョ」なる脅威にも要注意だ。同じ国でも片や大雨、もう一方では干ばつに苦しみ、猛暑と寒冷の両極端が同時に起きる。その原因は偏西風の大蛇行にあるのだ。

「ペルーの太平洋沖は貿易風によって海底の冷たい水が水面まで上がり、偏西風の活動を抑えている。しかしエルニーニョ現象で海面水温が高くなり、偏西風が通常より強く吹くことで地球上の偏西風の蛇行をもたらし、異常気象を起こしているのです」(気象関係者)

「ゴジラ・エルニーニョ」で、東京にも50センチの雪が降ってくるかもしれない。

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