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天才テリー伊藤対談「高野人母美」(1)世界戦で鼻を骨折して辛かったです

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●ゲスト:高野人母美(たかの・ともみ) 1987年、東京都生まれ。高校在学中に原宿でスカウトされ、高校卒業後にモデルデビュー。09年、「第4回アジアスーパーモデルコンテスト」に日本代表として出場し、6位入賞。11年には世界4大ミス・コンテストの一つ「ミス・アース」日本代表ファイナリストの一人に選出される。13年1月、プロボクサーのライセンスを取得。同年4月、デビュー戦でKO勝利。11月、協栄ジムに移籍し、長身から繰り出す右ストレートを武器に連勝を重ねる。15年6月、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座獲得。同年11月、WBO女子世界スーパーフライ級王者、ダニエラ・ベルムデス(アルゼンチン)に挑戦するがKO負け。プロの戦績は10戦8勝2敗(KO勝利5回)。

 抜群の美貌とプロポーションを誇るファッションモデルであり、また東洋太平洋のタイトルを獲得した女子プロボクサーでもある高野人母美。昨年の世界王座挑戦は惜しくも敗退したが、その闘志は燃え続けている。未来の勝利を目指す彼女に、天才テリーが提案したこととは!?

テリー いやあ、さすがモデルさん、スラッとしてスタイルがいい! 身長はいくつ?

高野 178.5センチです。

テリー そうか、俺より全然高いな。しかも、こんな美人なのにプロボクサーだなんて信じられない! 昨年の世界戦(11月11日、対ダニエラ・ベルムデス戦)は、残念な結果だったけど。

高野 そうですね。正直、頭には「勝って世界チャンピオンになる」というイメージしかなかったから、試合後は真っ白になって‥‥すごく落ち込みました。

テリー でも、元気になってこういう場に出てきてくれたということは、またチャンスがあれば世界に挑戦したい気持ちですか?

高野 またチャンスがいただけるなら、ぜひやりたいですね! まずは、OPBFの防衛ですかね。

テリー それは頼もしい。でも、今回のダメージも大きかったんじゃないの?

高野 実は私、世界戦の時に鼻の骨が折れてしまったんですよ(笑)。

テリー ありゃりゃ、そうだったんだ!

高野 ええ。試合の直後はわからなかったんですけど、夜中になったら気分が悪くなって、救急車で運ばれてしまって。その時は、脳の検査とかいろいろしてもらったんですけど、何も異常がなかったんですよ。

テリー それで、そのまま帰ったと。

高野 で、次の日にまた病院に行って鼻のレントゲンを撮ったら折れていることがわかって、そのまま緊急手術することに。

テリー それは大変だったね。痛かったでしょう。

高野 もちろん、骨折の痛みもあったんですけど、それより術後のほうがつらくて。

テリー というと?

高野 麻酔をするために喉からパイプみたいなものを通したんですけど、それで切れてしまったのか、呼吸するたびに喉がすごく痛かったんです。

テリー アタタタッ、聞いてるだけで顔がゆがむよ。

高野 あと、鼻を固定して塞いでいるから、ずっと口呼吸をしなきゃいけなかったのが、ホントにつらかったです。

テリー 確かに呼吸のたびに痛いのはイヤだよなぁ。トラウマになりそうだ。

高野 特に術後の2、3日が大変だったんです。痛くて眠れないから睡眠薬をもらったんですけど効かなくて、ほとんど寝られなかったんです。今は完治したんですけど、試合後にこんなに痛い思いをしたのは初めてでした。

テリー そんな痛い思いをしても、ボクシングは儲からないからなぁ。今、だいたいファイトマネーはいくら?

高野 選手によって違いますが、1試合で8万円から12万円くらいですね。そこからマネージメント料などが引かれますので‥‥。

テリー 10万もらったとしても手元に残るのは4~5万か。俺には絶対やれないな。同じ痛い思いをするなら、SMクラブで働いたほうがいいんじゃないの?

高野 アハハ! もちろん、お金だけの問題じゃないんですけどね。

テリー でもね、努力して殴られて、結局お金にならないスポーツは、やりたがる人は少ないよ。

高野 みんなそういうふうに思ってるからこそ、私がそのイメージを変えたかったんです。次は負けないように、また練習を積んでいきたいと思います。

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