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今週は東京で「東京新聞杯」が行われる。過去5年、1番人気馬は3着が1回のみという波乱傾向。今年はダノンプラチナが人気を集めそうだが、はたして。一方、京都の「きさらぎ賞」は「5億円対決」の再戦となる!
春のマイル王を決めるGI安田記念は6月。同じ舞台で争われる東京新聞杯は、それに関連づけられる重賞とは言いがたいが、この冬場のGIII戦にしては毎年顔ぶれがいい。スズカフェニックス、ローレルゲレイロなど、ここで勝ち負けしてGI制覇まで上り詰めた馬も少なくなく、注目すべき重賞だ。
朝日杯FSを制して2歳王者に就いたダノンプラチナを筆頭としたイキのいい明け4歳馬が4頭出走してくるが、5歳上の古馬勢も既成勢力は少なく、見応えある白熱した一戦になること間違いないだろう。
ただ、別定戦だというのに意外にも馬券的には簡単に収まらない傾向にある。目下のところ2年続けて馬単で万馬券になっているが、その馬単が導入された03年以降、これまでの13年間で半分の7回(馬連5回)も万馬券が飛び出ている。
この間、1番、2番人気ともに2勝、2着2回。波乱含みの一戦であるだけに、人気馬だからといって無条件に食いついてはいけないということだ。
本来なら充実期を迎える5歳馬が優勢であって当然なのだが、データをひもとくと6歳馬の健闘ぶりが目立つ。そして5歳馬以上に頑張っているのが4歳馬。前述したダノンプラチナ以下、アルマワイオリ、グランシルク、そして目下3連勝と勢いづくダッシングブレイズは、人気どおり高く評価せざるをえまい。
ただ牝馬は出走頭数の少なさもあるが、00年以降、勝ち馬は1頭のみ(2着なし)。今回シュンドルボン、スマートレイアーの2頭が出走してくるが、力は確かなものの両馬の評価、取捨は難しいところだ。
人気のほどはどうだろうか。東京コース3戦全勝のダノンプラチナが最有力候補か。あとは古豪エキストラエンド、グランシルク、前述した両牝馬、そしてダイワリベラルといったところが分け合うのだろう。
が、冷静に見て各馬の能力に大きな開きがあるとは思えない。ならこの厳寒期、調整が難しいこともあり、状態のよしあしは、しっかりと見極めなければいけない。
悩むところだが、穴党としては、マーティンボロに期待を寄せたい。
実績から、本来ならこの馬も人気の一角として名をあげなければいけない一頭だが、脚元が悪かったり体調を崩したりで、長期休養後の前2走は【13】【9】着と往時の勢いが感じられず評価を下げている。
しかし、だからこそ狙ってみたいのだ。前走の京都金杯も3カ月ぶりの実戦。人気もなかったが、調整不足で明らかに太め残り(前走比16キロ増の体重)。が、久々に使うマイル戦に戸惑いながらも、しまいの伸び脚には見るべきものがあった。勝ち馬との差はコンマ7秒。決して見捨てるべきではない。
そもそも中日新聞杯、新潟記念を勝ったれっきとした重賞勝ち馬。本来の姿に戻れば、やれていいのだ。
その肝心の状態が前走を使われて大幅に良化している。1週前の追い切りは軽快かつリズミカル。厩舎関係者は口をそろえる。
「稽古の動きがすごくよく、活気が出てきた。力を出せる状態に達している」
スランプを脱出したと見ていいのではないか。であれば期待していい。マイル戦に実績はないが、決め手鋭く、左回りもスムーズ。ならばペースが速くなりやすいマイル戦。チャンスがあっていい。
曾祖母グローリアスソングは17勝(GI4勝)した女傑で、シングスピール(GI4勝)など近親に活躍馬がズラリといる良血。大きく狙ってみたい。
連下にはマイネルアウラートをぜひ。とにかく充実ぶりが目を引く。“一発”があっていい。
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