芸能
Posted on 2016年02月16日 01:57

ニッポンの“CMシンデレラ”50年の名場面(4)「遠山景織子・南アルプスの天然水(1992年)」

2016年02月16日 01:57

20160218o

 信州の美しい風景をバックに、可憐な少女が胸キュンのコマーシャルで鮮烈に登場。92年にオンエアされた「南アルプスの天然水」の遠山景織子(40)のことだ。

──90年代のCM史に輝く名作ですが、せっかくなので今、一緒に観てみましょうか。

遠山 はい‥‥ちょっと恥ずかしいですけど(笑)。

──南アルプスの山道を、セーラー服のまま駆け抜けて行きます。

遠山 撮影の日は早朝から走りっぱなしでしたね。

──スレンダーなイメージがあったけど、意外に健康的なふくらはぎが画面に映っている。

遠山 中学ではバドミントンをやっていたので、筋肉がしっかりついていますねえ。撮影の時で14~15歳だから、まだ太い感じ。

──すれ違う野球部の生徒と、淡い恋心を思わせるシーンもあります。

遠山 実は何年か前にテレビの企画で、あの野球部員役の人との再会をお願いしたんです。ただ、その人が地元のエキストラさんだったので、消息はつかめませんでしたね。

──このCMで遠山景織子の名も広く知られることになりましたが、芸能界に入ったきっかけは?

遠山 私、東京の町田市の生まれで、そこから出ることは当時許されてなかったんですけど、友達とこっそり原宿へ行って、そこでスカウトされました。父には「町田の駅前で」と言ったんですが、すぐにバレちゃいましたね(笑)。

──ヒットCMに出たことの影響は大きかったと思いますが。

遠山 はい、普通に歩いていて「天然水!」と呼ばれたこともあります。それよりも、このCMに出たことで、「女優」の仕事をしたい、と強く思うようになりました。カメラの前で、ストーリーを表現することのおもしろさに目覚めたんです。

──それが93年の映画「高校教師」(東宝)につながった?

遠山 はい、ドラマ版を観ていたので、これはぜひオーディションを受けたいと事務所の社長にお願いしました。

──教師(唐沢寿明)と禁断の恋に陥る設定はドラマと同じですが、映画ではプールに飛び込む場面でみごとな一糸まとわぬ姿を披露。撮影時はまだ17歳で、脱ぐことへのためらいはなかったですか?

遠山 ヒロインの繭(まゆ)と先生の心があそこで一つになる大事なシーンなんです。台本を読んで、ここで脱ぐということはなくてはならないと感じていたので、抵抗はありませんでした。

──女優魂がすでに芽生えていますね。

遠山 いえいえ、オーディションの間も「なんて大根な演技なんだろう」と思いましたし、泣かないといけない場面でも涙が出てこない‥‥。

──現場は「涙待ち」の状態になりますね。

遠山 唐沢さんが私のもとに走ってきて「お前、悔しいだろ」って言ったんです。そのひと言で感情がウワーッとはじけて、涙を流すことができました。いつか私も、後輩にあんな的確なアドバイスができたらいいなと思いますね。

──今では「日本でいちばん美しい涙を流す女優」の定評もありますから、十分に模範になれるはずです。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年03月16日 14:00

    阪神ファンゆえに、イジメにあう。そんな子供時代を過ごしたのは、タレントの千秋だ。今でこそ猛烈な阪神ファンのタレントとしての地位を築いているが、そこに至るまでにはツライ体験があったという。それは3月14日の「せやねん!」(MBSテレビ)で、W...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年03月17日 16:30

    毎年ホワイトデーにオリコンニュースから発表される「男性が選ぶ恋人にしたい有名人ランキング」。19回目となる今年の1位に輝いたのは、吉岡里帆だった。5年連続1位獲得により、吉岡は今回で「殿堂入り」となった。庇護欲をくすぐる困り顔、柔らかそうに...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年03月18日 07:15

    小栗旬が年内公開の日米合作映画「バッド・ルーテナント:トウキョウ」で、ハリウッド女優リリー・ジェームズとダブル主演する。同作は1992年の「第45回カンヌ国際映画祭」で話題になった映画「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」(アベ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク