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記事全文を読む→河本準一VS片山さつき 「生活保護バトル」俺にも言わせろッ!(2)片山派 デーブ・スペクター(TVプロデューサー)
「河本さんには感謝状を贈るべきだよ」
まず、間違ってはいけないのは、片山さんが最初に河本さんの名前を出したのではないという事実です。
多くの人が「国会議員が個人情報を漏らすとはケシカラン」と怒っているけど、実際に最初に名前を公に出したのは、私が知るかぎり雑誌「サイゾー」です。
それ以前に、「女性セブン」が匿名で売れっ子芸人の母親が生活保護を受給していることを報じて、ネットでは河本さんの名前が取りざたされていたんです。
片山さんが私の事務所に所属しているから、肩を持っている? 確かに、所属しているのは事実ですが、それとこれとは別問題でしょう。
生活保護受給者は増える一方で、その支給額も現在では全国で3兆円を超えている。消費税に換算すると、約2%だそうです。不正受給は看過できる問題ではなく、政府も国会も問題視してきた。片山さんは国会議員として当然の仕事をしたまででしょう。
国の問題だから、橋下さんや石原さんには、解決できないんですよ。参議院議員は6年の任期を遊んでいる人ばかりで、不要論まで出ている中、仕事をしている人がいることがわかり、国民も安心したんじゃないですか。少なくとも、ヤワラちゃんにはできないことだったよ(笑)。
冗談はさておき、片山さんは国会議員という権限を利用して、河本さんやそのお母さんの個人情報をのぞき見たわけではない。片山さんを犯人扱いするのは、お門違いというものです。
生活保護のように国民の最低限の生活を保障する制度は、日本以外の諸外国にもあります。こうした制度は必要だし、本当に生活保護を必要としている人は正々堂々と受給すればいい。問題なのは、制度を悪用する人たちなのです。
そして、アメリカやイギリスにも制度を悪用する人はいます。そうした人たちは、メディアに顔も名前も公表されてしまう。
では、河本さんの場合はどうか。蓋を開けてみたらグレーゾーンでした。収入をごまかして受給していた本人でもないし、ケースワーカーの前でだけ親族と別居している振りをしたわけでもない。
簡単に言えば、モラルとプライドの問題ですね。河本さんは、もっと早くにお母さんに生活保護の打ち切りをさせなくてはいけなかった。お母さんだって、息子があれだけ活躍していて、受給を続けるのは心苦しかったはずです。
お母さんの面倒は自分で見るんだというプライドとグレーなことをしてはいけないというモラルを早くに自覚すべきでした。キングコングの梶原さんにしてもマンションのローンを払う以前にすべきことがあったのではないでしょうか。
もちろん、一般の人でもグレーな生活保護受給者がいるかもしれない。なのに、河本さんや梶原さんだけが引っ張り出されてしまったことは気の毒ですが、それは影響力の大きい有名人だからしかたがない。
ただし、河本さんは恩赦にしてあげてもいいんじゃないかな。いや、津山市の観光大使を辞めた代わりに政府から感謝状をもらってもいいくらいです(笑)。
これで、制度運用の問題やケースワーカーが足りないことなど、生活保護制度の問題点が明らかになった。今後、政府が改善しなくてはならないことを、世間に知らせた功績はあったわけですから。
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