倉田真由美が嘆いたトホホなキャスティング
「サイボーグ美人・藤原紀香は現実離れしていた」
マンガ家・倉田真由美氏(40)の大ヒット作品をドラマ化した「だめんず・うぉ~か~」(テレ朝系)は、06年10月から木曜21時台にオンエア。しかし、平均視聴率8.1%と低迷し、あえなく第8話で途中終了となった。この結果を「生みの親」はどう見たのか、本人を直撃した。
――主演は藤原紀香(40)。他に山田優(27)、三浦理恵子(38)、宮迫博之(42)など個性派がそろい、前評判は上々でした。ドラマ化するにあたって、脚本やキャスティングについて、何か要望を出されましたか。
「ドラマやりますね、という話は1回聞きましたけど、それ以降は私、ノータッチでした。私が唯一タッチしたのは、出演者として1回だけ5分ほど出ているんです。そのぐらいかな。セレブの奥様役でしたが、ドラマを撮るのって大変なんだな~と思いました」
――実際に、ご自身が原作のドラマを見た感想はどうでした?
「ドラマって、キャラクターが立ってないとダメじゃないですか。『家政婦のミタ』のように、子供がマネできて、口癖がブームになるような。そういうことが大事だと思うんですが、そういうのはなかったかもしれないですね。そもそも私のマンガにそういうキャラがないから、しょうがないことでしょうけど」
――なるほど。では、ヒロインの藤原紀香の評価はどうですか。
「当時の藤原紀香さんは35歳です。その年齢になると、ダメ男に痛い目にあう年齢はちょっと過ぎていますよね。それと、彼女は現実離れした美人すぎるところがありますよね。紀香さんご本人にもお会いしましたけど、プロポーションも抜群で、普通じゃない。タレントさんってキレイな人ばかりなんだけど、その中でもぬきんでている。もうサイボーグみたい。
あそこまで行っちゃうと、女たちが感情移入できるキャラではないんです。きっと私たちとは違う感性で生きているんだろうな、という感じになるんじゃないでしょうか」
――視聴率が伸びなかったことは、やはりガッカリですかね。
「視聴率が高かったらうれしかったと思いますけど、でもダメだったからすごく落ち込むというほど、自分の手がかかっていないんです。原作者なんだけど、マンガとドラマは別物だと思うことができましたね、私は。ドラマを見ていて、随所に、あ~、このエピソードを使っているなと思っていました。そういう意味でおもしろかったですね。ただ、私が題材にしているのは、現実離れした話が多いんですよ。そういう話って、マンガだとプッと笑えても、リアルな人間が演じると笑えない、というところがあるんです。だから、題材的に、ドラマ向きではなかったのかもしれません。
普通のマンガ原作と違って、私の作品はストーリーがなくて、エピソードしかない。そんなマンガを、脚本の方はよくまとめてくださったと思いますよ」
-
-
人気記事
- 1
- 「10年以内に第三次世界大戦」40.5%に驚愕…サイバー攻撃で日本の交通と金融が壊滅する
- 2
- 【大相撲春場所】横審の沽券にかかわる!大の里「横綱昇進の条件」を厳しくさせた豊昇龍のつまずき
- 3
- パワプロに「大谷翔平専用の特殊能力」実装で「そりゃ、やりすぎだろ」大谷ハラスメント再燃
- 4
- 江川卓が断言!セ・リーグ各球団の順位は「広島カープ次第」という根拠
- 5
- 日本人に大打撃!タイ政府「外国人締め出し」で長期滞在とビザ取得が困難に…そして口座凍結まで
- 6
- 【GⅢ・愛知杯】不調の永島まなみが武豊に相談…スウィープフィートの捌き方
- 7
- 坂本勇人スタメン落ちで阿部巨人は開幕戦から「岡本和真スクランブル体制」に!
- 8
- 新体制timeleszの苦戦…2番手・菊池風磨がメインに躍り出て新メンバーが「いきなりツアー不参加」
- 9
- サッカーW杯出場争いで日本と同組「中国とインドネシア」に襲いかかる「帰化政策」の暗部
- 10
- 「長渕ファンが2番目に好きなアーティスト」にあの国民的大物歌手が登場しない「深い因縁」
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)