スポーツ

日本シリーズ激突!日ハム・大谷翔平VS広島・黒田博樹「密約と引退」の全舞台裏!(3)シリーズ前に引退を表明した理由

20161103f3rd

 それがなぜ、シリーズ前の電撃発表になったのか。球団関係者が続けて説明する。

「優勝の達成感と肉体の限界を理由に引退すると新井に伝えた際、『シリーズ前に発表して、引退試合として最後の雄姿をファンに見てもらったほうがいいんじゃないですか』とアドバイスをもらったそうです。DeNAの三浦大輔(42)も感動的なラスト登板をしましたからね。そしてもう一つ。もし結論を引き延ばせば、球団とファンによる引き止めキャンペーンが始まってしまう。前回のFA時もファンによる『残ってくれ』の横断幕が出ましたが、ファンから『辞めないで』と言われ、署名運動でも始まれば、辞めるに辞められなくなる。黒田はそういうのに弱いですからね。だから先手を打ったんです」

 そもそも黒田は、今シーズン途中にユニホームを脱ぐことすら考えていたという。

「黒田のポリシーは『いつ肩や肘が飛んでもおかしくない。一試合一試合、これが最後だと思って投げる』ですが、今季は首、肩の痛みがひどくなり、ローテーションを飛ばさねばならないことが何度かあった。緒方監督と新井には『もうこれ以上投げる自信がない。若い選手に示しがつかない』と漏らしたそうです。もしチームが優勝争いをしていなければ、シーズン途中の電撃引退もあった」(スポーツ紙デスク)

 かねてから「1カ月ごとに契約できるといいのに」と話していただけに、突発引退の選択肢があったことにもうなずけるのだ。

 黒田はカープ復帰後、2年だけのプレーになったが、心酔する若手投手が続出。バックドア、フロントドアと呼ばれる変化球を伝授し、内角球の使い方を教えるなど、指導者としての能力を示した。球団はそのカリスマ性とともに指導力を評価。すでに球団トップが「監督手形」を切ったというのだ。

「緒方監督の『次』は佐々岡真司二軍投手コーチ(49)か、野村謙二郎氏(50)の再登板が既定路線です。『黒田監督』はそのあとになるのですが、黒田はロスに自宅があるため、監督就任まで、広島でコーチや二軍監督を務めることはないでしょう」(前出・球団関係者)

「黒田監督」誕生の折には、「新井ヘッドコーチ」就任説までささやかれているという。

「あとは背番号15を永久欠番にするかどうかの議論が出るでしょう。オーナーが決めることではありますが」(前出・スポーツ紙デスク)

 その永久欠番を背負った“黒田監督”のユニホーム姿が、また見られるかもしれない。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」