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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「蝶野正洋」(3)実質的にプロレスは「引退」ですね
テリー 蝶野さんはもう2年ぐらいリングから離れていますよね。実際のところ、体調はどうなんですか?
蝶野 正直、よくはないですね。以前よりはマシになっていますけど、坐骨神経がやられちゃってて、長く歩くとしびれてきちゃうんですよ。
テリー あらら、それは大変ですね。
蝶野 藤波(辰爾)さんや天龍(源一郎)さんも同じような症状で、最終的に手術しましたけれど、あんまりよくなってないみたいですから。
テリー 体をゆっくり休ませれば回復する、みたいな話ではないんですか。
蝶野 回復するところと、しないところがあるんですよ。例えば、俺は膝の前十字靭帯が切れているんですけど、そこは周りに腱ができたり、筋肉がついてきたりすることで緩みがなくなってくるんです。でも、やっぱり坐骨神経とか骨のあたりはダメですね。
テリー そうなると、もうリングに上がるのは‥‥。
蝶野 昔のような形では無理でしょうね。以前は体を1、2年休めれば、またリングに上がれるんじゃないかと思っていたんですけど。だから、タイミングを逃しちゃいましたけど、実質的には「引退」です。
テリー そうですか、それは寂しいなァ。
蝶野 それにもうずいぶん前からですけど、試合をやっていると、左目の焦点が合わなくなってきたんですよ。ちょっと疲れてくると、斜視になっちゃうんです。
テリー ということは、2つ見えちゃうっていうことですね。極端な話、シングル戦なのにタッグ戦みたいな。
蝶野 そうそう、試合中に実際そうなっちゃったんですよ(笑)。2005年の「G1 CLIMAX」決勝で藤田(和之)選手と対戦した時に、彼の膝が目に入っちゃって。そしたら彼の姿が何重にも見えてきて、ロープに走ろうと思ったら3本のはずのロープがもっと多くに見えたんです。
テリー その症状は、今もあるんですか?
蝶野 ランニングをしたり、体を激しく動かしちゃうとダメですね。この前、らせん階段を昇っていたら目を回しちゃって、もう笑い話のレベルですよ。
テリー そういう症状は、手術では治らないものなんですかね。
蝶野 さっきの話じゃないですけど、やはり試合をする場合には、一歩間違えると大ケガにつながりますから、前から眼科に行って手術をお願いしていたんですが、お医者さんには「まだそこまでのレベルじゃない」って言われるんですよ。まったく目が見えないとか日常生活に差し支えるレベルでないとダメだそうで、結局そのままできちゃっているんですけどね。
テリー そうですか、寂しいですけど、もうテレビの世界でこれだけ活躍できているんですから、引退も一つの選択肢かもしれませんね。その辺り、奥さんは何か言ってるんですか?
蝶野 いや、プロレスに関しては何も言わないです。旦那の仕事に関して興味はあんまりないみたいです(笑)。
テリー え、じゃあ「バラいろダンディ」のMCについても?
蝶野 最初は全然観てくれませんでしたけど、1カ月ぐらいたって、やっと観てくれましたね。「下を向きすぎ!」って注意されました(笑)。
テリー あちゃちゃ、さすがは奥さん、チェックが厳しいですね。
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