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プロ意識の高いカズのこだわりといえば、背番号「11」だ。
「ブラジルでは、3トップの左ウイングを表す『11』に由来します。そのため、移動のバスはいちばん後ろの左奥が定位置で、今ではキングカズシートと呼ばれています。世界選抜に選ばれた時にも『俺はあの席』と、世界のスーパースターを押しのけ座っていた」(サッカーライター)
キングカズの名は世界でもピカピカに輝くのだ。
だが、怖いものなしのカズにも、意外な弱点があった。スポーツ紙デスクがこっそり耳打ちする。
「実は小中学生時代の体育の授業では、バレーをすれば空振りして顔面でレシーブを受けるほどの運動オンチなんです。水泳も大の苦手で、はたから見れば溺れているのか犬かきをしているのかわからないレベル。それでも、最近はリハビリのためにビート板などを使って克服しているようです。サッカー選手としては足も速くない。でも、ドリブルや相手をかわすテクニックでは天賦の才能を持っているから怪物なんです」
水泳以上に不得意としているのが漢字だという。
「ブラジルから帰国したばかりのカズが、走っている車を見て、『最近日本も変わったね。“シキョウ”が乗ってるって書いてあるけどあれはナニを乗せてるの?』と尋ねたそうです」(前出・サッカーライター)
カズが指さしたプレートには「子供」の文字が‥‥。
「のちにテレビの取材を受けた際、その担当記者が東大卒と知ると、素直に『へー、すごいなぁ。漢字いっぱい知ってるんでしょ』と感心したそうですから」(前出・サッカーライター)
15歳で高校中退し、ブラジルへ渡ったカズならではの突き抜けた伝説だろう。
本人は決して口にはしないが、それでも肉体的には限界が迫っている。
「昨年くらいからボールを持っていないところで足がもつれているが、それでもまだまだ引退はない。というのも、試合を欠場し観戦している時に『4-4-2とか3-5-2とか言うけど、俺、フォーメーションとか見ててもわからないんだよ』とカミングアウト。要は、とてもじゃないが監督や解説者にはなれないということです」(スポーツ紙デスク)
引退しないのは永遠のサッカー小僧だからなのかも。
「弱小だった時代から『日本をW杯へ連れて行く』と夢を掲げたカズの功績は大きい。フランスW杯では直前に代表から落選し、選手としては出場できませんでしたが、その反骨心がここまで現役でいられることにつながった。今の夢はもう一度Jリーグで得点をあげたいということ。チームをJ1昇格させ、来年の開幕戦でピッチに立った時にカズの願いはかなうのかもしれません」(スポーツ紙記者)
引退式もやはりド派手になるのだろうか。再び、実父・宣雄氏が熱弁を振るう。
「開幕戦のあとすぐにブラジルに来たんだが、こっちのラジオやテレビで誕生日のことをバンバン放送していたと聞いたよ。ブラジルでも知名度があるんだよな。実際、以前所属していたクラブ・ジャウーが対サントス戦で、知良の引退試合をやりたいと言ってくれてるんだよ」
その時こそ、カズが少年時代から憧れるブラジル・マラカナンスタジアムのピッチに立つのだろう。
アサ芸チョイス
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