芸能
Posted on 2017年06月27日 09:57

勝新太郎元マネージャーが初めて明かす「オヤジの素顔」(1)初対面は「ベラミ」だった

2017年06月27日 09:57

 今年で勝新太郎が亡くなって20年が経過した。多くの名作映画に出演しただけでなく、それ以上にプライベートでの豪快な逸話は数知れず。そんな勝を間近に見てきた元マネージャーが初めて明かす女優との交流や“禁断”エピソードを以下──。

「勝プロが倒産した(1981年)直後のこと。九州朝日放送から『勝さんとスティービー・ワンダーとの対談をお願いしたい』という電話が入った。もしかしたら相手は勝プロが倒産したことを知らないんじゃないかと思って『実はうちは倒産したんですが、ご存じですよね?』と尋ねると、社長さんに電話を代わってね、『御社の倒産は存じ上げていますよ。でも、勝さんの芸が倒産したわけではありませんよね?』と。あの言葉は今も忘れられないね」

 そう語るのは、勝新太郎の元側近マネージャーだったアンディ松本氏(67)=本名・松本篤=。映画「座頭市」や「悪名」などで一世を風靡する一方、破天荒な私生活でも昭和芸能史に数々の伝説を残した怪優、勝新太郎を、身近で最もよく知る人物だ。

 97年6月21日に勝が亡くなり、今年で20年の歳月が経過する中、アンディ氏が哀惜を込めて描いたエッセイ「勝新秘録 わが師、わがオヤジ勝新太郎」(イースト・プレス刊)が上梓された。元側近だけにこれまでの知られざるエピソードが満載だが、そもそもアンディ氏と勝の出会いは、京都の高級クラブ「ベラミ」だった。

「ベラミ」といえば、三代目山口組・田岡一雄組長襲撃事件の舞台として知られた場所だが、当時、アンディ氏は得意の語学力を生かし旅行会社に入社したものの人事抗争に嫌気がさして退社。送別会の会場で、たまたま勝と出会ったのだった。アンディ氏が振り返る。

「ふと目の前を見ると、勝新太郎がいる。思わず『大ファンです!』と言うと、オヤジ(アンディ氏は勝をそう呼ぶ)が『そうかい。あとで飲みに来い』と‥‥。そこで挨拶に行くと『お前さん、いい目しているね』って言われてね。『役者はメイクアップするし、衣装も着て演技もする。だけどな、一つだけできないことがあるんだよ。目だよ、目。目だけはメイクアップできない』って」

 初対面で、勝の眼鏡にかなったのか、後日、東京・赤坂にあった伝説的なクラブ「ラテンクォーター」にいる勝の付き人から連絡があった。翌日から即、マネージャーとしての日々が始まったという。1978年のことだった。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク