9月2日、韓国の俳優「ヨン様」ことペ・ヨンジュン(39)が約9カ月ぶりの来日を果たした。
羽田空港に出迎えたファンの数はなんと約2500人。日本国内には一部で「アンチ韓流」の動きもある中、ブームの火付け役として格の違いを見せつけた形である。
一方で、そのバックステージは一筋縄ではいかなかったようだ。
「日本滞在中、マスコミにコメントを一切、出さなかったんです。この不自然な対応の理由について、体調不良を含め噂が飛び交いました」(スポーツ紙芸能デスク)
ところが、「コメント拒否」の事情を知るイベント関係者はこう切り出した。
「本当は当初、日本のマスコミ用に取材を受ける予定だった。それが取りやめになってしまったのは、単に機嫌が悪かったからだというのです」
ちなみに今回、ヨン様が来日したのは、9月4日に「さいたまスーパーアリーナ」で開催された、ドラマ「ドリームハイ」のDVD発売記念イベントに出演するためだった。
同作は、ヨン様の初プロデュース作品となった意欲作。それだけに、なみなみならぬ思い入れがあったはずだ。にもかかわらず不機嫌になってしまったというのはどういうことなのか。
「現地では、韓国を出国する際、金浦空港の貴賓室を利用しようとして断られたとの報道もありましたが、この一件は所属事務所が否定しています」(韓国芸能に詳しいジャーナリスト)
ならば真相は─。
「日本に向かう機内でヨン様は、イベントの台本を入念にチェックしていたそうです。ところが、あまりに内容が気に入らなかったようで、スタッフに台本を投げつけるなど荒れに荒れたといいます。実際、台本には大幅な加筆・修正が入ったと聞いている」(前出・イベント関係者)
前出・ジャーナリストがヨン様の意外な一面について解説する。
「日本では『微笑みの貴公子』として認知されているヨン様ですが、その実、関係者の間では気性の荒い武闘派素顔があることもよく知られています。ファンの前で話す時は柔らかいのに、スタッフには少々乱暴な物言いもするという」
それだけにスタッフは、ご立腹のヨン様をこれ以上、刺激したくなかったのだろう。
「コメントを出すよう、促すことができるような雰囲気ではなかったそうです」(前出・イベント関係者)
とはいえ、幸いなことにイベントは大成功に終わっている。
「家族の皆さまにお会いできてうれしいです。日本の皆さまのことをとても心配しました。ステキな笑顔を見ることができて安心しました」
と、東日本大震災の被災者を思いやる挨拶で、1万2000人のファンから大歓声を受けた。 表裏全てが、さすがはスターである。
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