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記事全文を読む→先発投手とリリーフ投手が“同姓同名”だったチームがある!
現在の日本の総人口は約1億2000万人。もはや人によっては有名人と同姓同名の知人がいても不思議ではないが、夏の甲子園で1試合中に“同姓同名”選手が出現という前代未聞の珍事が発生したことがある。
それが05年第87回大会3回戦。日大三(西東京)と対戦した前橋商(群馬)は先発にエースナンバー「1」をつけた冨田光紀(とみた・こうき)を起用。試合は激しい点の取り合いとなり、7回表の前橋商の攻撃を終えた時点で日大三に4‐6と2点のリードを許す展開となっていた。
その裏、前橋商は1点を追加され、なおも2アウト二塁のピンチで投手交代。そして告げられてリリーフに出てきた背番号11の二番手投手も何と富田功樹(とみた・こうき)だったのだ。鈴木や山田、小林といった日本人に多い名字ならさもありなんだが、“とみた・こうき”での丸かぶり。この時は字が違っていたのでスコアボード上では区別できたのだが、しゃべるウグイス嬢も聞いた観客も混乱したのではないだろうか。
なお、試合は世にも珍しかった“とみた・こうき”リレーも虚しく(?)6‐9で前橋商は敗退している。
この同姓同名選手は後年、11年第93回大会に出場した聖光学院(福島)にも1番バッターでセカンドの斉藤佑希(さいとう・ゆうき)と2番バッターでセンターの斎藤湧貴(さいとう・ゆうき)がいて、続けてバッターボックスに入るという出来事があった(こちらも漢字の表記は違うため、スコアボード上での混乱はなかった)。さらに、06年第88回大会で早稲田実(西東京)を初優勝に導いた“ハンカチ王子”斎藤佑樹(北海道日本ハム)と同じ名前ということもあって、多数のメディアにも取り上げられたのであった。
(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=
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