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記事全文を読む→ビートたけしの名言集「速射砲のように炸裂させる『たけしメモ』」
年末の恒例番組「THE MANZAI」の中で、実に久しぶりに「たけしメモ」を披露していた殿。この放送を見て、かつての人気番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」を思い出した方も大勢いたのではないでしょうか。1985年から始まった人気番組「元テレ」では、毎週当たり前のように、〈こんなヤツはヘヴィメタになれない〉〈こんなボディガードはいらない〉といったタイトルのもと、殿が速射砲のようにたけしメモを炸裂させていました。わたくしの中で、“ビートたけしの笑い”といえば、ツービート時代の漫才、「オールナイトニッポン」のしゃべり、そして、この「たけしメモ」です。
大げさでも何でもなく、たけしメモは、殿の考え方、物の見方、哲学、生理がぎっしり詰まった、最重要ワードなのです。ちなみに、「元テレ」第1回目の収録時、たけしメモを、殿は鬼気迫る勢いで1時間以上やり、猛烈にウケまくっていたと、当時ディレクターだったテリー伊藤さんが証言されていました。殿は今でも笑いを作る時、しばし、
「ほら、元気の時やってた、たけしメモみたいなやり方でよ‥‥」
と、“オイラの基本はあれだよ”といった感じで、よくその名称を挙げては指示を出しています。
では、かつて披露した膨大なたけしメモの中から、オーソドックスなやつをひとつ──。
〈こんなファッションショーはイヤだ〉合間にコントのショーがある・おひねりが飛ぶ・モデルに番号が付いていて、後で呼べる。
こういったオーソドックスパターンもあれば、身もフタもない「別にそれ、ってもいいじゃん!」とツッコミを入れたくなるパターンもあります。例えば、
〈こんなお父さんはイヤだ〉変な所に土地を持っている(別に持っていたっていいのでは?)。
〈こんな女子高生はイヤだ〉歯茎が出ている(そんな子もいるでしょうに!)。
さらに、殿のちょい足しフレーズと、一人芝居が加わるパターンも最高です。
〈こんな人は海水浴に来てほしくない〉息子の慰霊に来る人。
「人が泳いでる横で遺骨まいちゃって。その遺骨飲んじゃって。う~んカルシウム! だって(たけし談)」
当時の映像をVHSで時おり見直したりすると、〈こういうのがやりたくてお笑いをやっている〉と、つくづく思ったりいたします。で、つい先日、殿が来年のライブで披露したいという、たけしメモ的なネタ作りに参加したのですが、
「あれだな。『こんな国際ボランティアはイヤだ』みたいなのをちょっと考えるか」
と、まずはお題を提示すると、やや思案された後、
「こういうのはどうだ。国境なきうどん団! 世界の紛争地に行って手打ちうどん打つ団体。なんかくだらねーだろ」
と、実に楽しそうに、うどんを打つジェスチャーを交えながら、披露してくる殿なのでした。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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