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記事全文を読む→ビートたけしの名言集「好きな曲を集めた『たけしセレクション』」
もう10年以上も前、軽く5000曲は入る、大変小さなデジタルオーディオプレイヤーを周りに勧められ購入した殿は、それを1年程使用したあと、弟子の水道橋博士に、
「おい、ちょっとこれに曲入れてくれよ」
と、自身が選曲した、いくつかの曲をダウンロードしてほしいと頼んできたことがありました。が、殿から受け取ったプレイヤーの中身を見ると、たった1曲しか入っていなかったのです。ちなみにその1曲はロッド・スチュワートの「マギー・メイ」。殿は1年間、ひたすらこの1曲だけを聴き続けていたのです。しかし、ロッド・スチュワート一筋にも程があります!
で、その後、殿のプレイヤーは弟子によりガンガン曲を追加され、程なく、殿の好きな曲だけを集めた「決定版・たけしセレクション」が完成したのでした。気になる中身を少しだけ記します。
「雨」森高千里/「恋の十字路」欧陽菲菲/「乙女のワルツ」伊藤咲子/「壊れかけのRadio」徳永英明/「少女の涙に虹がかかるまで」喜納昌吉/「雨に泣いてる」柳ジョージ&レイニーウッド/「Bridge Over Troubled Water」サイモン&ガーファンクル/「More Than I Can Say」レオ・セイヤー/「Wonderful World」サム・クック
が、殿はそんなお気に入りの曲をヘッドフォンで聴くたびに、
「若い頃、さんざんレコードで聴いてきたからかな?やっぱり俺はデジタルに圧縮した音って違和感があんだよな」
と、しみじみ“現代の音”についての感想を口にされていました。
とはいっても、一時期よく移動中の車の中で、ヘッドフォンを耳にさし、ノリノリで首を揺らしながら聴いていたのですが、時にノリ過ぎて、サビの部分になると、つい声を出して陽気に歌い上げ、こちらを驚かせたこともありました。そんな時はできるだけ目線をそらし、聞こえないふりをしてやり過ごしました。
そういえば、一度だけ大阪へ向かう新幹線の中で、イヤホンをさした殿が、やはりノリノリで隣に聞こえるか聞こえないか程度の音量で声を上げ、サビの部分を歌いだしたことがあり、しかも、その時の曲が、殿の鼻歌で、B’zの「LOVE PHANTOM」というかなりヤングな曲であることを知り、さらに驚き困惑したこともありました。
で、時に殿は曲を聴きながら、オリジナルの歌詞をつけては即席の替え歌を作ることがあるのですが、以前、楽屋にてやはりイヤホンで曲を聴いていた殿が、
「♪知らないうちにチ○ポの皮が剥けていた~あ~驚いた~♪」
といったフレーズを延々と声に出しリフレインしていたことがありました。いったい、あの時聴いていた元歌は何だったのでしょうか? 今だもって謎です。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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