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記事全文を読む→小林亜星さんが語っていた「寺内貫太郎一家」の西城秀樹さんとの意外な秘話とは?
日本レコード大賞に輝いた都はるみの「北の宿から」(75年)など歌謡曲だけでなく、今も流れる「日立の樹」や「積水ハウス」などのCMソング、「魔法使いサリー」や「科学忍者隊ガッチャマン」などのアニメソングにおいても、抜群の才能を発揮した作曲家・小林亜星さんが5月30日に88歳で亡くなった。
作り手だけでなく、俳優としても存在感を発揮したのが30%以上の高視聴率ドラマ「寺内貫太郎一家」(74年、TBS系)だ。異色と呼べるキャスティングを、小林さんは生前こう語っていた。
「脚本家の向田邦子さんは、貫太郎に自分の父親を重ね合わせていたんです。だから主役の条件はただひとつ『太っていること』でした。最初に白羽の矢が立ったのはフランキー堺さんで、次はドリフターズの高木ブーさん。ところが、どっちも忙しくてオファーを断ったんです。最後に候補になったのが僕。あの頃、110キロはあったから」
演出は久世光彦氏だが、ホームドラマにおいてひとつの持論があったという。
「僕は前のカミさんと別れて、今のカミさんと一緒に住みだしたころ。奥さん役の加藤治子さんも離婚協議中だったし、ばあさん役の樹木希林も内田裕也とゴタゴタしていたしね。久世さんいわく『本当に幸せなヤツに幸せを感じさせる演技はできない』と思って、ワケありの人物ばかり集めたって」
亜星さんの長男役を演じたのが人気絶頂の西城秀樹さんで、2人の激しい取っ組み合いは名物になった。
「庭まで吹っ飛ばして、1度骨折させた時なんか、ヒデキのファンの女子高生から手紙がきましたよ。そこには『お前の大事なところを引っこ抜くぞ!』って書いてあって、ぶったまげた記憶がある(笑)」
すでに出演者も多くが鬼籍に入ってしまった。昭和の傑作ドラマとともに、亜星さんの冥福を心よりお祈りしたい。
(石田伸也)
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