昨年秋、免疫医学と抗体研究の専門家として知られる東京理科大学の村上康文名誉教授が、新型コロナワクチンの接種回数について次のような警鐘を鳴らし、波紋を広げた。「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、5回目から死亡する例が激増。7~8回繰り返...
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舌や口の中に口内炎のような炎症ができて食べる時にしみて痛い‥‥。もしかしたら「ヘルパンギーナ」かもしれない。「ヘルパンギーナ」は5月から7月頃にかけて流行する「夏風邪」の一種の感染症だ。潜伏期間は3~6日で、38~40度の高熱が出て、喉も赤...
記事全文を読む→S動物病院でジュテの病状を聞いた2021年の9月16日から、3日間はあまり記憶がない。自分でもわからないほど、動転していたのだと思う。16日深夜、妻のゆっちゃんが一人で寝ていた部屋から、くぐもるような声が聞こえてきた。翌朝は目を腫らして起き...
記事全文を読む→前回指摘した「医療機能マヒ」と同様、発災直後から直面することになる「遺体処理問題」についても、新被害想定での言及はわずか1ページに留まっている。そこで思い出されるのが、85年に起きた日本航空123便墜落事故で、救助活動や遺体収容などの指揮を...
記事全文を読む→赤穂浪士四十七士随一の人気者・堀部安兵衛には、意外な弱点があった。なんと、酒をまったく受け付けない、下戸だったというのだ。歴史ファンでなくとも、赤穂浪士の討ち入りの話は知っているだろう。元禄十四年(1702年)に、播州赤穂藩主の浅野内匠頭長...
記事全文を読む→時代劇のヒーロー、遠山の金さんの「桜吹雪」は、意外とショボかった──。遠山の金さんは、遠山金四郎景元という旗本で、江戸北町奉行(写真=今の東京駅近くにあった)や大目付、江戸南町奉行として手腕を発揮した人物である。官位は従五位下左衛門少尉と高...
記事全文を読む→妻のゆっちゃんの枕元には、小さなスヌーピーのぬいぐるみがある。胸にはファスナーがついていて、この中にはジュテの白くて長いひげが一本入っている。ジュテがこの世からいなくなった後も、いつもそばにいてほしいと、形見にしているものだ。そのことを後か...
記事全文を読む→都心南部直下地震をはじめとする大地震が発生した場合、「医療機能」もマヒ状態に陥ると考えておかねばならない。だが、都の元防災担当幹部は、「今回の新被害想定における医療機能マヒへの言及は、わずか1ページにすぎません」こう指摘した上で、次のように...
記事全文を読む→厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は6月30日、「新規感染者数が全国的に上昇傾向に転じた」として「感染拡大局面にある」と発表した。もっとも、度重なる「感染拡大」「感染爆発」などの言葉に慣れてしまった国民には届きにくいのか、昼...
記事全文を読む→6月19日の午後3時5分頃、石川県能登地方で震度6弱の地震が発生。翌20日にも同地方で震度5強を観測した。今、日本海側を中心として不気味な揺れに見舞われているが、実は日本列島全土を見据えて備えなければならない事態だという。石川での地震に際し...
記事全文を読む→徳川幕府2代将軍秀忠の御落胤(らくいん)・保科正之は、養父の恩を忘れず、生涯、松平姓を固辞した義理堅い男だった。江戸時代、幕府の屋台骨を揺るがす大事件のひとつに、天一坊事件がある。山伏の天一坊改行が8代将軍吉宗の御落胤を称していたが、偽物と...
記事全文を読む→新卒者向け就活情報サイト「就活の教科書」が掲載した「底辺の仕事ランキング」と題した記事が批判を浴びているが、同サイトがさらに「行く意味ある?Fラン大学まとめ」などと題した記事を掲載していたことが発覚。大炎上に油を注ぐ大騒動に発展している。サ...
記事全文を読む→午前から午後の診察を終えたS動物病院の入り口はカーテンが閉められ、中で若い女性獣医師のK先生が待っていてくれた。診察室に案内され、話を聞く。猫の内臓のイラストが中央に大きく描かれたA4版のメモ用紙を取り出すと、「ジュテちゃんの状態は、細胞も...
記事全文を読む→大地震で運よく生き残った人々に襲いかかるのは、前回指摘した食料や水の枯渇だけではない。1995年の兵庫県南部地震や2011年の東北地方太平洋沖地震をはじめ、長年、被災地の実態を調査、分析してきた公衆衛生学の専門家は、「人間の生理現象として避...
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