芸能
Posted on 2018年07月04日 17:59

桂歌丸、地元商店街も結束して“師匠のイメージ”守り通した「愛され力」!

2018年07月04日 17:59

 7月2日、落語家の桂歌丸さんが慢性閉塞性肺疾患のため、横浜市内の病院で亡くなった。

 国民的長寿番組の「笑点」の“顔”として知られる歌丸さんは、1966年の第1回放送から大喜利メンバーとして出演。06年からは5代目司会者としてお茶の間に笑いを届けてきた。

 その大番頭には、番組を盛り上げるためにある「流儀」があったという。

「大御所の歌丸さんに共演者が遠慮すると、笑いが半減してしまうことがあります。そのため歌丸さんは、出演者や新人メンバーとして入ってきた春風亭昇太や林家たい平に、『私をネタにするなら、徹底的にイジっておくれ』とアドバイスを送っていました」(演芸ジャーナリスト)

 高視聴率を連発する笑点の大喜利では、たびたび「政治ネタ」の掛け合いも見られる。5月27日の放送では、「騒音」のお題で、安倍政権を皮肉るような回答を出演者たちが連発して、ネット上で炎上する騒ぎも起きていた。

「歌丸さんが出演していた時も政治家を風刺した回答は少なくなかった。それを面白く思っていなかった政治家が飛行機で歌丸さんとバッタリ会った時、政治家の悪口を言わないように釘を刺したんです。するとすぐさま、『悪口を言われるような政治家になるな』と切り返したのです。司会が昇太さんに代わっても、政治家だろうと言いたいことは言う、というスタンスは受け継がれているのです」(前出・演芸ジャーナリスト)

 男前で気骨ある姿勢は、地元・横浜市南区の横浜橋商店街でも愛されていた。過去に歌丸さんの人物像を取材しようとしたライターはこう話す。

「歌丸さんの行きつけの店を回ると、どの店主も『師匠の許可がないと話せないね』と言われ、取材ができませんでした。本当に歌丸さんのことが好きで、自分のしゃべったことが少しでも曲げて書かれるのが嫌だったようです」

 つまり、ご近所も結束して誰からも愛されていた「師匠」のイメージを守っていた、ということであろう。そんな歌丸さんの笑点での軽妙な掛け合いや、名人芸の落語がもう聴けないのは寂しい限りだ。合掌。

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