芸能

闇に葬られた「放送禁止」作品(2)草なぎ剛、キムタク、井ノ原快彦、堂本剛も巻き込まれて…

 まさか、そんな日が来るとは夢にも思わなかっただろう。スタッフも出演者も心血をそそいで作り上げた映像が、思いがけないそれぞれの理由で「放送禁止」に認定される──。そんな闇の歴史を、映画やドラマだけでなく、アニメもバラエティも含めて大公開!

     *

 視聴率の鍵を握るのは、タレントの人気。ところが、思わぬ落とし穴が待ち受けていた!

「いいひと。」(1997年、フジテレビ系)

 原作は「ビッグコミックスピリッツ」に連載された人気コミック。ドラマ化にあたり「主役とヒロインのキャラだけは変えないように」との原作者の意向を無視したため、高橋しんの原作クレジットが消える。さらに連載自体もこの件が引き金になり終了に至る。草なぎ剛の初主演ドラマは平均視聴率20%を超えたが、後味の悪さを残した。

「ギフト」(97年、フジテレビ系)

 キムタク主演のドラマで高い人気を誇ったが、放送終了後に事件が起きた。劇中でキムタクが使うバタフライナイフに憧れた中3の少年が、担任の女性教師を刺殺。それ以外にも少年たちのバタフライナイフによる犯罪が多発していたこともあり、再放送を地方局が即座に打ち切るなど、キムタクの黒歴史として封印されることに。

「終わらない夏」(95年、日本テレビ系)

 瀬戸朝香と井ノ原快彦の縁結びとなった共演ドラマだったが、おめでたい話どころではない悲劇が襲う。オンエアを重ねるうちに、紡木たくの名作コミック「ホットロード」のパクリではないかとの指摘が殺到。全話の放送後に制作サイドがその事実を認めたため、以降の再放送はもちろん、ソフト化も一切されないペナルティに。

「金田一少年の事件簿」(95年、日本テレビ系)

「ジッチャンの名にかけて」のフレーズでおなじみの人気コミックだが、堂本剛を主演にしたドラマ化の第1話でいきなりクレームが入った。そのトリックが、島田荘司の「占星術殺人事件」と酷似しているというもの。原作コミックにおいてはその事実を認めているが、盗用問題がドラマ化で再燃したため、以降は欠番扱いになった。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身