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記事全文を読む→52歳でも現役!三浦知良に学ぶ「窓際生き残り」術(2)出場すれば圧倒的な集客力
まもなく52歳になるカズは、J1昇格を目指す戦力たりうるのか。六川氏は言う。
「20代の時のように、ボールを何度もまたぎ、華麗なフェイントで抜き去るのは難しいでしょう。ただスピードは衰えても、年齢とともにプレースタイルが変わり、ワンタッチでボールを回して、ゴール前で点を取る経験力は強みになります」
とはいえ、同レベルの若手がいれば、育成を考えると起用されなくてもおかしくないところ。リストラされないのには理由があるようだ。スポーツ紙のサッカー担当記者が説明する。
「練習の段階で、試合に出そうな雰囲気だとわかると、観客動員数やマスコミの数が圧倒的に違います。2年前に50歳で開幕戦に先発出場したら、クラブ史上最多の1万3244人の観客が押し寄せ、報道陣は200人近く集まった。Jリーグ最年長出場記録や最年長ゴールの記録更新が話題になるので、マスコミは取材しないわけにはいかないのです」
さらには、六川氏も、ピッチ外でのふるまいをこう称賛する。
「囲み取材でも、見出しになりそうなフレーズを用意し、いつもリップサービスを忘れません」
いわばゴール数という「営業力」が落ちても、「敏腕広報マン」としての能力に長けていて、組織に重宝されている形だ。
一方、Jリーグでは先発とベンチで1試合18名しか登録されない。集客力があり、チームの顔であるカズといえど、ベンチ入りは確約されていないのだ。だからか、「後輩社員」に「老害」と陰口を叩かれないように、ふだんからその「勤務態度」は真面目そのもの。
「チームの全体練習を終えたあと、1人残って専属トレーナーとフィジカルトレーニングを行い、敏捷性などを鍛えています。アウェーの試合から横浜に戻ってくると、深夜でもグラウンドを走ってコンディションを整え、体脂肪1桁台をキープするため、シーズン中は断酒。食事の前には栄養士に写真を送って、食べて大丈夫なのかと確認までしているんです」(スポーツ紙記者)
若手はプロとしてのあり方を背中で学び、相乗効果でチームの底上げに貢献しているのだ。また、カズ自身にも変化があったという。
「『キング』とも呼ばれるカズですが、後輩に偉そうなそぶりを見せたり、パワハラ言動もない。それどころか、40歳を過ぎたあたりから、メディアの前では香川真司(29)のことを『香川さん』など、年下の選手たちのことを『さん』付けで呼ぶようになりました」(サッカーライター)
年下に媚びているわけではなく、アスリートとして年齢に関係なく尊敬している表れなのだという。
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