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記事全文を読む→前田敦子「AKBのことは嫌いにならないで!」 南海キャンディーズ山ちゃん が“センター返り咲き”までの 苦悩を代弁 「あっちゃんはアンチの恐怖心と闘っていた」
今年で3回目を迎えたAKB48総選挙。常に筋書きのない名ドラマを生むとともに、数々の名言、名スピーチが誕生している。「思わず涙した」という南海キャンディーズの山里亮太(34)が熱く語ってくれた。
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今年、心にいちばん響いたといえば、やはりセンターに返り咲いた前田敦子ちゃん(20)の、〈私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください〉
というスピーチでしょうか。
ただ、率直に言って、マスコミだったり、一部のファンから「かっこいい~。AKB愛だな」という声も聞かれましたが、僕自身は切なくて、もの悲しいイメージでした。まるで、〝悲劇のヒロイン"のように映りましたね。
あっちゃんが「この1年間は‥‥」と語り始め、
〈いろいろなことを考えて毎日を生活してきました。こんなに支えてくださってる皆さんがいるのに、どこかで孤独と戦いながら毎日過ごしてきた部分もありました〉
と、涙ながらに心情を吐露しながら語り始めた姿を見ていて、この1年間がつらかったんだろうなと、つくづく思いましたよ。だって、普通ならトップに輝いたのだから「皆さんの応援のおかげです。ありがとう!」でもいいわけですよ。
ところが、応援してくれている人よりも、嫌いだと思っている人を認識し、それを前提に話していた。たぶん、「前田敦子って大人たちが真ん中に押し上げた、真の実力者じゃないだろう」という目線を気にしながら、アンチファンの前に立つ恐怖心と戦っていたように見えるんですよね。僕も完全アウェーに行くことがありますが、総選挙はキライという意思表示を全力でぶつけていい日だし、実際に全力で向かってくる。それが一昨年の総選挙第2位発表前に、アンチファンから沸き起こった前田コールですよね。なぜ、私がヒールにならなきゃいけないの? 嫌われるようなことをした? という思いが募っていたと思いますよ。その、なぜという疑問を口数が少なくて、昨年2位に敗れた時も、
〈私はやっぱり1位という器ではありません〉
と弱音を吐いていたあっちゃんは、怒りにぶつけようとはせず、1人でかみ締めてきた。一昨年には、
〈私は、AKB48に自分の人生を捧げると決めています〉
という名セリフを残しているだけに、そのつらさは計り知れない。だからこそ、大島優子ちゃん(22)の名前が先に呼ばれた時、あっちゃんは泣き崩れたんだと思います。AKB愛と同時に、そういう気持ちが全部入り交じって泣き叫んでいるように映りました。
〈もちろん、私のことが嫌いな方もいると思います。1つだけお願いがあります〉
という発言の時は、聞いているほうがつらくなり、僕は悲しい名言に聞こえました。
ただ、大島優子ちゃんにしても、
〈第三者はいろんなこと言います。『投票数を何万も買って、本当に総選挙と言えるのか、選挙は1人1票じゃないのか』って。でも私たちにとって、票数というのは皆さんの愛です〉
と、ネガティブな話からスピーチを始めたように、アイドルっていうのは凄い戦いで、心の中は疲れきってズタズタなんだなと感じましたね。傷ついて、その傷を隠しながら、笑っているんだなって‥‥。ところが、総選挙ではそれを抑える余裕がないから、みんなのコメントが迫真さを帯びているんでしょうね。
昨年の渡辺麻友(17)の、〈今のこの現状に満足していません〉
と、泣きながら感情を爆発させて悔しいという気持ちをぶちまけた瞬間は、こちらも泣かされましたね。
今年の麻友ちゃんは、
〈票は関係ありません〉
なんて言ってましたが、全体的にも悔しさをにじますスピーチが少なかった。昨年までは、この結果が自分の将来に直結するというギラギラ感がありましたが、今年は投票数の分母が大幅に増えたことで、残念という気持ちをストレートに出しにくい状況だったのかもしれませんね。
とはいえ、総選挙は順位がわからないため、まさに下書きのないスピーチばかりが聞けます。皆、心の言葉でつづられているので、誰一人かむことがない。それぞれの名言に、ピュアな思いが見えてきます。
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