エンタメ
Posted on 2025年05月04日 09:59

「リブランドホテル」も要注意!宿泊中に地震で死にたくなければ「新耐震基準を満たすか」を必ずチェック

2025年05月04日 09:59

 日本は世界有数の地震国である。にもかかわらず、国内旅行やビジネス出張などで旅館やホテルを利用する際、自分が宿泊する施設の「耐震性」を気にかける日本人は、意外に少ない。

 宿泊施設の耐震性への関心の低さの背景にあるのは「大半の旅館やホテルは、現行の耐震基準を満たしているはずだ」という思い込み。しかし実際には、耐震性の乏しい危険な旅館やホテルは、数多く存在している。

 国は2013年に改修耐震促進法を改正し、大規模な旅館やホテルに対する耐震診断の実施と、診断結果の自治体への報告を義務づけた。ところが改正法は「耐震性に問題あり」と診断された施設に対する耐震改修までは義務づけておらず、地震で倒壊する恐れのある旅館やホテルが事実上、野放しにされてきたのだ。

 これがいかに由々しき状況であるかは、現行の新耐震基準以前の旧耐震基準で建てられた建物の脆弱性を見れば、明らかである。

 ザックリ言えば、1981年の建築基準法改正以前に建設された建物の場合、建物の中にいる人間の安全が保証されるのは「震度5程度」の揺れまでとされている。要するに震度6以上の地震が発生すれば、建物の下敷きになってしまう危険性が極めて高いことになる。

 旅館やホテルが施設の耐震性に関する情報開示に消極的であることも、問題をさらに厄介にしている。筆者もレジャーやビジネスで旅館やホテルをよく利用するが、宿泊予約サイトはもとより、施設の公式サイトでも、施設の竣工年や耐震性についての記述を目にしたことはほとんどない。まさに情報弱者状態なのだ。

 この点は、大手ホテルチェーンが既存の古いホテルを買い取り、名称を変えてオープンさせた「リブランドホテル」にもあてはまる。有名なホテル名が冠されていようとも、耐震改修が行われていない限り、躯体自体は旧耐震基準のままである。

 ならば、どうすればいいのか。旅館やホテルの耐震性が不明な場合、筆者が必ず実行しているのは「電話による問い合わせ」だ。この時、耐震改修の有無も含めて曖昧な回答に終始した場合は、絶対に宿泊しないことに決めている。

 宿泊中に地震で死にたくなければ、施設の耐震性を事前にチェックすべし、である。

(石森巌)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/27発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク