11月に入り、朝晩の冷え込みが一段と身に染みるようになると、仕事帰りの赤提灯や大衆酒場で恋しくなるのが、湯気立ち上る燗酒だ。夏場の冷酒一辺倒から温かい日本酒へシフトする左党が増える時期だが、暖簾をくぐって開口一番「とりあえず熱燗で!」と大雑...
記事全文を読む→ビートたけしの名言集「ドラマチックな“ビートたけし一代記”」
10年程前、若手の弟子数人で、殿にご飯をごちそうになっていた時のこと。
なぜか年齢の話になり、殿が「お前ら、いくつになった?」と、一人一人に聞いて回ったことがありました。その場にいた若手の大半は30~32歳あたりで、最後に聞かれたわたくしが「はい、36歳になりました」と、ぐっと平均年齢を上げると、殿がすかさず、「36! お前、早く売れろよ!」とツッコみ、ドッと笑いに包まれた夜がありました。あれから10年‥‥。わたくし、いまだまったく売れる気配のない日常を、屈託なくまい進しております。それはさておき、この時、年齢の話の流れから、わたくしが「殿は売れた時、やっぱりうれしかったんですか?」と、かなり頭の悪い質問をぶつけると、
「まー、最初はそれなりにうれしかったけど、途中からは忙しすぎて、それどこじゃなかったな」
と、殿はていねいに答えてくれたのです。
さらには、殿がいかに速いスピードで芸能界のあらゆる階段を駆け上がり、それに伴い、給料が倍々ゲームで増えていった話や、弟子がどんどん増え、その弟子たちと毎日朝まで飲み、寝ずに早朝野球をやり、昼から仕事に向かうというループを何年も繰り返して、毎日が非日常であった等々、まるで何かのおとぎ話でも聞いているかのような、あまりにも浮世離れした“ビートたけし一代記”をガッツリと聞かせていただきました。改めて〈これほど激しくドラマチックな人生を送った人間が他にいるのか!〉と、驚がくしたことをよく覚えています。
この日、殿はこんなことも言っていました。
「夢が叶うなんてのは、子供の頃に欲しかった物が朝起きて目の前にあったら、そりゃ~叶ったことになるけど、大人になって売れてよ、若い時欲しかったポルシェを買ったって、そんなにうれしくもねーんだよ。だって、もうその時は、それなりに努力して働いて買ったわけで、そりゃー、これだけ働いてりゃ、ポルシェぐらい買えるだろって気持ちになってるから。それは夢が叶ったとはまた違うんだよな」
ちなみに、殿が初めてポルシェを買いに行った際、代金さえ払えば、そのままポルシェに乗って帰れると思い、しこたまキャッシュを持ち、ディーラーに行ったそうです。この日は他にも、漫才ブーム真っただ中の頃、ポケットいっぱいにキャッシュを詰め込み、B&Bの洋七師匠と、銀座のクラブに繰り出した際、洋酒を勧められ、
「ヘネシー? そんな外国人のねーちゃんはいらない! 日本人の女の子を付けてくれ」
と、懇願した話等々“売れてからのおっちょこちょい話”をいくつも聞かせてくれたのでした。
しかし、売れに売れて、お金を死ぬほど稼いだ経験のないわたくしには、キャッシュでの外車購入も、銀座での豪遊も、しつこいようですが、もうそれはうらやましいかぎりの“おとぎ話”なのです。
ビートたけしが責任編集長を務める有料ネットマガジン「お笑いKGB」好評配信中!
http://www.owarai-kgb.jp/
◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
アサ芸チョイス
脳梗塞で療養中だった伊達みきお(サンドウィッチマン)が、10月31日の「サンドウィッチマンザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送)で、2カ月ぶりに復帰した。「さあ、時刻はお昼の1時を回りました。こんにちは。サンドウィッチマンの伊達みきおで...
記事全文を読む→泉ピン子が訴えられた。映画製作会社「HumanPictures」が11月3日、所属監督の映画「AYUMI」と「養父」に出演したピン子に対し、損害賠償を求め2日付で東京地裁に提訴したと、公式Xで公表したのだ。問題が発生したのは、10月23日に...
記事全文を読む→毎日のように見聞きする「不正アクセスによる情報漏洩」のニュース。もはや情報漏洩していない企業のほうが珍しいんじゃないのってくらいだし、それどころか官公庁にまで被害は及んでいる。三菱UFJフィナンシャル・グループが、2027年3月までの開業を...
記事全文を読む→

