政治

橋本府知事VS平松市長 オモシロすぎる「仁義なき口撃」(3)「大阪人の意識が変わり始めた」

 さらにここにきて、維新の会の強引な手法に批判の声も上がっている。維新の会が9月府議会に提出した教育基本条例案は、5人の教育委員から「物凄く乱暴なもの」と批判されているのだ。
「この条例案は、教員の懲戒規定を明確化したり、首長が設定した目標を実現する責務を果たさない教育委員を罷免できる、などの内容を含みます。大阪・堺両市議会にも提出されることになっており、市長選に大きな影響を及ぼすことは必至です」(前出・府政担当記者)
 はたして、大阪の有権者は何を思うのか。
 大阪在住のジャーナリスト・大谷昭宏氏が「権力を何よりも嫌う大阪人が、橋下知事の鎧の下に権力の臭いを感じ始めたのでは」としたうえで、次のように解説する。
「実現性のない政策ばかりを打ち出す手法に対しても市民の意識が変わり始めた。大阪都構想にしても、国会で地方自治法を変えなければ実現不可能。震災復興で課題が山積している国にそんな余裕はない。しかも、維新の会は既成政党といたずらに対立して結成されたわけですから、国政と連携できるはずもない」
 一方、同じく大阪在住のジャーナリスト・今井一氏は、今回の大阪市長選で「シラケ選挙からの脱皮」に期待を込めてこう話す。
「前回市長選は投票率こそ上がりましたがそれでも43%。それ以前は30%台がほとんど。つまり有権者全体の20%程度の支持でも当選してしまう。これでは、市職員やその家族の支援で市長が決まってしまう。橋下VS平松で関心度が高まれば投票率60%超えもありうるでしょうから、ぜひ実現してほしい」
 みずから市長選に出馬するかどうかは、府議会議案採決日の10月21日まで明かさないとしている橋下氏。ナニワの舵取りを巡る争いから目が離せない。

カテゴリー: 政治   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身