芸能

天才テリー伊藤対談「ダチョウ倶楽部」(3)プロレスで顎が外れたことも…

上島 テリーさん、他人ごとみたいに笑っていますけど、今は「お笑いウルトラクイズ」みたいな内容、絶対にできないですからね。

寺門 テリーさんが演出していた、テレビ東京の「名門パープリン大学日本校」なんて名作だけど、本当にすごかったからね。「イカ墨とバリウムを同時に飲んだら、どんなウンコが出るのか?」なんてネタ、本当にテレビでやったんですからね。あと「透明人間になれるか?」ね。

上島 江頭2:50の体の片側を真っ黒に塗って川に流して、橋の下の影になったところで江頭がクルッと裏返ると、もうどこにいるかわからない。

テリー うん、本当に見えなくなるんだよね。

寺門 「ウド(鈴木)のお尻に火をつけたら、足が速くなるか?」っていう実験も、実際、速くなったしね。

肥後 いろんなことやったけれど、ネタが全部ヤバかったですよ。

上島 裏番組がキムタクの月9ドラマ「あすなろ白書」なのに(笑)、本当にパープリンですよ。

テリー オンエア3回で、テレ東の編成部が「これはまずい!」と、すっ飛んできたからね。でもあの番組、本当におもしろかったね。

肥後 そもそも僕らはアットホームな笑いを目指していたはずなんですけどね。最初のリーダーだった南部虎弾さんと別れたのもそれが理由で。彼は電撃ネットワークでやっている、ああいう過激なことがやりたかったわけですから。

上島 夜中の3時に電話がかかってきて「竜ちゃん、ビー玉飲めるか?」っていうんですよ。「いや、それの何がおもしろいの?」「いや、ビー玉飲んだらビックリするだろう」って。それだけですもん。

寺門 せっかく別々の道を歩んでいたのに、テリーさんと出会ってしまったために「お笑いウルトラクイズ」でまた南部さんと共演するというね(笑)。

テリー フフフ、花火と爆破で重なるなんて、人生わからないもんだね。

寺門 テリーさん、いつ頃からそんなムチャなことをやっていたんですか。

テリー 70年代末くらいからやっていたよ。バラエティー番組でアイドルが歌っている後ろで、そういう遊びやゲームを入れていったりしてね。

肥後 昔はそういう演出、よくありましたね。僕らもやっていましたよ、それ。長与千種さんが歌っている後ろで、プロレスしたことあります。

寺門 上島がタイガーマスクのマスクをかぶって出ていたら、それを見つけた長与さんが「おい待て、タイガーマスク!」ってラリアットをして、そしたら上島の顎が外れちゃった。

テリー ええっ!? それ、すごい話だね。

肥後 僕らも「ウソだろう?」と思ってマスクを脱がせたら、上島君の顔が本当に長くなっていたんですよ。

テリー アハハハハ!

上島 たまたま収録現場にお医者さんがいて、戻してもらえたんですけれどね。

肥後 それなのに「もう一回行ってください」ってディレクターさんに指示されて。まだちょっと顎が出ているのに、マスクかぶらされてまた出て行ったんだよな。

上島 そもそもマスクしたら顔も見えないし、さんざんでしたよ。あれ以来、大声を出したり口を大きく開けてアクビした時には外れやすくなりましたからね。昔はそういうムチャクチャばかりでしたよ。

テリー いや、おもしろい! 本当に夢のような時代だったなァ。

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