芸能
Posted on 2019年12月17日 05:58

梅宮辰夫が「仁義なき戦い」に遺した“伝説の親分”との交流が生んだ名演

2019年12月17日 05:58

 映画監督・ライターの杉作J太郎氏は、何度も取材を重ねた俳優・梅宮辰夫の魅力をこう語った。

「一見サラッと軽い印象ですけれど、スターとしての誇りと自負を誰よりも強く抱えている人でしたね」

〈広島極道はイモかもしれんが、旅の風下に立ったことは一遍もないんでぇ〉

 凄む武田明役の小林旭に神戸の顔役・岩井信一に扮した梅宮が切り返す。

〈よおし、おんどれらも吐いたツバ飲まんとけよ〉

 実録映画の傑作「仁義なき戦い 頂上作戦」(74年、東映)で見せた、シリーズ屈指の緊迫した場面だ。

ここで岩井に扮した梅宮は、両のマユを切り落とした異様な姿で、迫力を倍増させている。

 演じた岩井のモデルは、三代目山口組若頭で、山建組の山本健一組長(82年没)で、梅宮とは浅からぬ因縁があったと明かした。

「若い頃は歌でキャバレー営業をこなして、神戸の店に出ていたら若いヤクザに『親分に挨拶がない』って怒鳴られてね。連れて行かされた先にいたのが山建さん。何のことかわからなかったが頭を下げたら、そこからはかわいがってもらえた。岩井の役をやることになったら、組の若頭に『しっかりやってくれよ』と激励もされたよ」

 マユを剃り落としたのも、組長の風貌に合わせてのこと。梅宮は「今の時代は問題あるかも」と前置きしながら、きっぱりと言った。

「ヤクザの役を演じるんだったら同じメシを食い、同じ酒を飲み、時には一緒にソープに行くような…そんな“匂い”を吸収することも大事だったんだよ」

 12月17日発売の週刊アサヒ芸能12月26号の緊急記事では、さらに名うてのプレイボーイとして鳴らした梅宮の秘話、また様々なパブリックイメージの下に隠された素顔へと肉薄していく。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 07:00

    メジャーリーグの3月・4月の月間MVPにはドジャースの大谷翔平が選ばれ、投手部門での初受賞となった。5試合に先発登板して2勝1敗、防御率0.60の好成績からして、文句ナシの選出だったことは想像に難くない。しかし日本球界では、セ・リーグの3月...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 11:30

    借金13、単独最下位。4月の時点で早くも重苦しい空気に包まれていた中日が、苦境打破の願掛けとして持ち出したのが、古来の験担ぎである「盛り塩」だった。それがわずか10日で、税込650円のおにぎりに化けた。バンテリンドームナゴヤで5月4日から発...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク