芸能

天才テリー伊藤対談「麻丘めぐみ」(1)新曲の歌詞を見て思わず泣きました

●ゲスト:麻丘めぐみ(あさおか・めぐみ) 1955年、大分県生まれ。3歳から子役やCMモデルとして活躍。72年、16歳の時に「芽ばえ」でレコードデビュー。同年、「レコード大賞最優秀新人賞」受賞。その後も「悲しみよこんにちは」「女の子なんだもん」など次々とヒットを飛ばし、73年7月には「わたしの彼は左きき」が大ヒット。日本レコード大賞大衆賞、歌謡大賞放送音楽賞など数々の賞を受賞し、「NHK紅白歌合戦」初出場を果たす。77年、結婚を機に芸能界を引退、83年に復帰。以後、主に女優として活動するが、2008年頃から歌手活動を本格的に再開。初めての自選ベストアルバム「Premium BEST」がビクターエンタテインメントより発売中。

 72年の歌手デビューでトップアイドルの仲間入り、翌年「わたしの彼は左きき」大ヒットで一躍ブームを起こした麻丘めぐみ。ベスト盤発売に合わせて久々の新曲発表というニュースに大喜びの天才テリーが、アイドル・女優、そして現在までの彼女の歩みを追跡する!

テリー 先日発売されたアルバム「Premium BEST」を聴かせてもらいました。これはいい内容でしたね。生産限定盤は、貴重な映像を収録したDVDとフォトブックも付いていて、お得ですよ。

麻丘 ありがとうございます。収録曲はもちろん、写真も自分で選ばせていただいて、全ての制作の過程に関わることができたんです。初めての経験でしたから、すごく楽しかったです。

テリー このジャケット写真もめぐみさんが選んだんだ。僕はめぐみさんの大ファンだけど、これはあんまり見かけないなァ。

麻丘 今回いろいろな会社が協力してくださって、昔の写真をたくさん使えることになったんです。

テリー フォトブックに掲載されたインタビューも興味深いですね。僕の大好きなデビュー曲「芽ばえ」のジャケット写真が井の頭公園で撮られていたなんて、初めて知りましたよ。

麻丘 小学校の時にはマラソン大会のコースになるくらいのご近所だったんですよ。「近場で撮りましょう」って連れて行かれた時にはもうビックリ(笑)。

テリー このアルバムの目玉は、新曲「フォーエバー・スマイル」が収録されていることですね。レコーディングは何年ぶりだったんですか。

麻丘 最後に出した「必殺仕事人・激突!」の挿入歌「やさしくしないで」が29年前らしいんですが、ここまで本格的なレコーディングは21年ぶりですかね。最初に歌詞を読んだ時は、思わず泣いてしまいましたね。

テリー それはどうして。

麻丘 昨年の夏、96歳で母が亡くなったんです。私は今64歳。母の年齢まで頑張るためには、どんな時でも自分の背中を押してくれるような応援歌を歌いたい。そんな思いを作詞家の松井五郎さんに2~3時間お話しして「曲のテンポはこのぐらいで」みたいに、かなり細かい部分までお伝えしたら、みごとに私の考えていることが詰まった歌詞ができあがってきたんです。プロに失礼ですが、思わず松井さんに「すごいですね!」って言っちゃいました(笑)。

テリー それほどの思いを込めた1曲になったんですね。レコーディングは順調だったんですか。

麻丘 それがもう、バカみたいに緊張してしまって、最初は声がうまく出なかったんですよ。レコーディングは2日あったんですが、初日が終わったら首の筋が筋肉痛になっちゃって。

テリー 力みすぎちゃったんだ。

麻丘 そうなんです。フランスに住んでいる娘に連絡したら、「ママ、何を緊張しているの。ディナーショーもやっているでしょう」と。そこで気持ちが吹っ切れて「わたしの彼は左きき」の頃のニュアンスも残しつつ、今の自分の声で歌ってみたら、うまくいって。ホッとしました。

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