社会
Posted on 2020年05月25日 05:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<頭痛の見分け方>「吐き気や嘔吐・発熱を伴う脳の怖い病気も」

2020年05月25日 05:55

 日本人の約3割が悩んでいると言われる頭痛。「怖い病気の前兆」と不安になる人も多いだろう。

 頭痛は「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発性頭痛」「三叉神経痛(顔面神経痛)」といった、いわゆる「頭痛持ち」の「一次性頭痛」と、脳などに原因がある「二次性頭痛」に分類される。「片頭痛」は、頭の片方がズキズキと痛み、吐き気を伴うこともあり、患者の数も多い。「緊張型頭痛」は、頭の周りが締めつけられるような鈍い痛みを感じ、肩こりが発症する場合がある。これは精神的なストレスやパソコンの長時間使用が原因。「群発性頭痛」は、片目の奥に激痛が走る症状が1~2カ月の間に群発的に起こる。「三叉神経痛(顔面神経痛)」は、顔の片側に突然激痛が走る症状だ。

 これらの「一次性頭痛」は、症状自体はかなりつらいものの、鎮痛剤で治まる場合は大きな問題とならない。

 一方、「二次性頭痛」は、痛みの度合いが違っていたり、頻度などが増していく特徴がある。

「くも膜下出血」は、突然の激しい頭痛に加え、吐き気や嘔吐、めまいを伴うことも多い。軽度の場合は風邪と間違えられたり、CTでも診断がつかなかったりすることがあるが、重症の場合は生命に関わるため、「これまでにない激しい痛み」を感じた時には早急の対応が必要となる。

「脳出血」も「くも膜下出血」と同じく、強い頭痛を突然感じる。後遺症が残る可能性も高いため、特に高血圧の人は、日頃から治療・予防に努めることが重要だ。

 症状として「突然の頭痛」「今まで経験したことがない激しい痛み」「これまでと違う痛み方」「頻度や程度が増していく頭痛」「50代以降に初めて起こった頭痛」「吐き気や嘔吐、発熱を伴う場合」「マヒや手足のしびれ、ロレツが回らない」などの症状を発症したら、放置せずに、すぐに医師の診察を受けたほうがいい。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月18日 14:00

    3月17日の明治学院大学白金キャンパスは、卒業式に出席したスーツ姿の男子学生や袴姿の女子学生で華やいでいた。その中でも、花柄ベージュ色の袴でひときわ目を引いていたのが、元「モーニング娘。」の北川莉央である。アイドルウォッチャーが解説する。「...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月19日 07:45

    4月29日公開予定の映画「SAKAMOTO DAYS」。原作は「週刊少年ジャンプ」で連載中の鈴木祐斗による漫画で、ストーリーは次のような感じだ。「かつて伝説の殺し屋として恐れられていた男・坂本太郎は、ある女性に恋したことを機に殺し屋を引退。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク