社会
Posted on 2021年02月15日 05:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>アレルギー以外のビックリ症状とは…

2021年02月15日 05:55

「最近、鼻がムズムズするし、肩こりも悪化している気がする」──。

「花粉症」の影響で肩がこることをご存知だろうか。

 池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が2017年に行った調査及び講演会によると、アレルギーに悩む人の中には、咳やくしゃみなどのアレルギー症状以外に、「倦怠感」「背中や腰などのこりや痛み」といった症状を訴えるケースが8割くらいあるという。

 原因は、咳やくしゃみをする時は、体に力が入って前傾姿勢になり、肺が圧迫され、酸素が十分に取り込めなくなるから。この酸素不足が血行不良を招き、肩こりが発症するというメカニズムだ。

 対策としては、浅い呼吸を改善するためには、意識的にときどきゆっくりと深呼吸を行うのがいい。

 深呼吸が上手くできない人は、「吸う」ことよりも、ゆっくりと息を全部吐くことを意識することで、自然に息が吸い込めるようになる。また、常に鼻呼吸を心掛けて、水分をしっかりとることも重要だ。

 肩甲骨を動かすことを意識しながら、肩を前後に回す運動なども血行不良を改善することになる。

 肩の痛みやこり、はりを感じる部分を温めるのも有効だ。

 肩の患部に熱を加えて血行を促進させることで、筋肉の緊張が緩み、こりや痛みが和らぐことにつながるからだ。

 また、血行不良を改善するためには、ウォーキングや軽いジョギング、水泳などの全身運動もお勧めだ。室内でヨガやストレッチをするのも良いだろう。

 むろん、花粉症そのものの治療も必要である。

 花粉がまだあまり飛んでいない早めの時期から薬を内服することが重要なので、花粉シーズン到来前に、耳鼻科を受診するか、市販薬を使用したい。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 07:00

    メジャーリーグの3月・4月の月間MVPにはドジャースの大谷翔平が選ばれ、投手部門での初受賞となった。5試合に先発登板して2勝1敗、防御率0.60の好成績からして、文句ナシの選出だったことは想像に難くない。しかし日本球界では、セ・リーグの3月...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 11:30

    借金13、単独最下位。4月の時点で早くも重苦しい空気に包まれていた中日が、苦境打破の願掛けとして持ち出したのが、古来の験担ぎである「盛り塩」だった。それがわずか10日で、税込650円のおにぎりに化けた。バンテリンドームナゴヤで5月4日から発...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク