スポーツ
Posted on 2021年06月16日 17:58

日本名輪会・山口健治の「江戸“鷹の目”診断」/立て直しを図る松浦がGI連覇

2021年06月16日 17:58

【岸和田「高松宮記念杯」ヤマケンが注目する「決勝戦進出」有力候補12人!】◎松浦悠士/○郡司浩平/▲古性優作/△平原康多/佐藤慎太郎/守澤大志/深谷知広/新山響平/清水裕友/村上義弘/稲川翔/山崎賢人

 GI戦は恐れを知らぬ若武者が売り出す、まさに晴れ舞台でもある。

 今年のGI第3弾となる岸和田「高松宮記念杯」(6月17日【木】~20日【日】)。準決勝までは東西に分かれて行われる唯一の特別戦だけに、連係することもある選手同士が別線になれば、どう戦うのかも見ものになりそうだ。

 本命には総合力最上位の松浦悠士を推す。前走の別府記念決勝戦(【9】着)は、いい薬になった。休みなく戦ってきたからで、1週間の間隔があれば必ず立て直してくる。清水裕友との黄金コンビで、ダービーに続くGI連覇を飾るとみた。

 郡司浩平も差はない。松浦とマッチアップした別府記念(【2】着)は、勝ちに等しいレース内容だった。深谷知広が勝ち上がれば絶好の番手。逆転もある。あとは地元戦となる古性優作と、実力者の平原康多の巻き返しに期待する。

 44歳の佐藤慎太郎が追い込み一本でバンクを沸かせている。道中、ムダに脚を使わず直線にかけるのは、まさにベテランの技。印は回らなかったが、2、3着には押さえておきたい。

 117期2班の山口拳矢(岐阜)が、いよいよ大舞台に登場する。グランプリを2度制した父、山口幸二さん(引退)譲りの勝負師は、別府記念(【1】【1】【2】【8】)の準決勝と決勝で先行し、松浦に先着した。ここで大暴れするようなら一気に全国区の選手になる。

 伏兵の1人目は、東の準決勝進出も期待できる鈴木庸之(新潟・92期)。ここではわずか9人しかいない2班だが、戦歴は1班に見劣りしない。しかも7月には1班に返り咲く。平原としばしば連係しているように、関東ラインの核になる1人。予選は1、2着で狙いたい。東西の混合戦でおもしろいのが坂井洋(栃木・115期)。川崎全日本選抜2日目の2着、京王閣ダービー1走目と4走目の3着は万車券になっている。ゴール前はよく粘るからで、逃げ切れば高配当は必至だ。

 有力候補に1人もあげられなかった劣勢の中部勢の中で、皿屋豊(三重・111期)が頑張っている。まくり頼りなのは気になるものの、展開がハマれば突き抜けがある。

 山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

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