スポーツ

「墓参りに来るヒマがあれば…」仰木監督夫人が中村紀洋を奮い立たせた言葉

 元プロ野球選手・中村紀洋氏といえば、1991年、ドラフト4位で近鉄バファローズに入団。2000年には本塁打王と打点王の二冠を獲り、翌01年にも打点王に輝く。05年には、オリックス・ブルーウェーブが近鉄バファローズを吸収合併したことにより、オリックス・バファローズと改名。中村氏は一度日本を離れ、MLBに…。しかし、06年には帰国し、オリックス・バファローズ、中日ドラゴンズ、楽天ゴールデンイーグルス、横浜DeNAと渡り歩き、日米通算2106安打で名球会入りを果たしている。

 その中村氏が、スポーツバラエティ番組「こやぶるSPORTS超」(関西テレビ)のYouTubeチャンネル〈【こやぶるSPORTS超】チャンネル カンテレ公式〉に出演。MLB挑戦時、アメリカでテストを受けた際、近鉄時代の恩師である故・仰木彬監督が、中村氏の晴れ舞台を見ようと、中村氏に内緒でベンチの陰から現れたといった驚きのエピソードとともに、05年12月の仰木監督の他界後、MLBから戻った中村氏が九州にある仰木監督の実家を訪れ手を合わせようと仰木監督の妻に連絡したところ、感涙モノの言葉が返ってきたという体験を明かした。

 同チャンネルの6月25日付け投稿回を観ると、仰木監督夫人の返答は、こんな言葉だったという。

「来なくていいですよ。仰木は(中村氏の)気持ちをわかってます。『来るヒマあったらバット振れ』って言ってると思います。1年でも多くユニフォームを着てる姿を見せたってください」

 これを聞いた中村氏は、その瞬間、「死に物狂いで頑張ろう」と決意したという。人柄で慕われる仰木監督の妻もまた、夫と一心同体のような人の心をつかむ、頭の下がるような人格の持ち主であったことがわかった。仰木監督にまつわる深い話であった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
タモリが「後継指名」する大物アイドル(1)「ブラタモリ」終了のワケ
2
水谷隼がバラした「卓球界ははいてない人ばっかり」で平野美宇や石川佳純は…という素朴な疑問【アサ芸プラス2024年2月BEST】
3
タモリが「後継指名」する大物アイドル(2)終活を決意させた夫人以外のキーマン
4
掃除機をかけたら家中に大繁殖!この春に知っておきたい「トコジラミ対策」
5
【旅番組の暗黒部】太川陽介とは大違い…的場浩司「スタッフを恫喝」で食事抜きを強要【アサ芸プラス2024年2月BEST】