芸能

桜塚やっくん お笑いコンビ時代の相方・竹内さんが語る「スケバン恐子」前夜

20140102_0109ff

 桜塚やっくん(本名・斉藤恭央)が、37歳という若さで非業の事故死を遂げてから3カ月弱。彼がかつて組んでいたお笑いコンビ「あばれヌンチャク」で、相方だった声優・竹内幸輔(37)が心情を吐露した。

「亡くなってすぐあと、事務所の社長とやっくんの自宅に駆けつけて‥‥。キレイな顔でした」

 長年の「盟友」を失った竹内。やはり、やっくんの死に関することには言葉少なになる。事故の直後は、自分の仕事もあり、事態をまったく把握していなかったという。事実を知ったのは報道によって。その衝撃は計り知れなかった。

「程なくして、マスコミの方からコメント依頼がかなり来まして‥‥。ただ、カメラの前でしゃべるのは嫌だったし、気持ちの整理もついてなかった。なので、『事務所のホームページか個人ツイッターで、コメントを出します。それを公式コメントにしてもらって結構です』と言ったんです。コメントを出さないと終わらない雰囲気でもありましたしね」

 茫然とする中、パソコンの電源を入れた竹内だが、徐々に心境に変化があったという。

「関係者各位の皆様、みたいに書くつもりが、最初に恭央との思い出話を書き始めたら止まらなくなり、気がついたらオチなしの文章になっていた。あれ、これじゃ、恭央に怒られる‥‥と思った瞬間、いろんな思いがこみ上げ、急にそこから何も書けなくなっちゃって」

 やっくんと竹内はそもそも大学時代からの親友で、一緒に劇団を作り、みずからは歌手を、やっくんは役者を目指していたのだ。そんな竹内をお笑いの道に誘ったのはやっくんだった。

「当初から恭央のパワーはすごくて、ヤツにどんどん引っ張られるような感じでお笑いの道に入っていきました」

 こんなエピソードがある。

「仕事に対する完成度でも俺は慎重派、恭央は、何よりも時間がもったいないという考えだった。ともかく『少しでも早く世に出なくちゃいけない』って。今考えると、やはり、恭央のほうが芸能界向きなんですね。おかげで今の俺もある。そういった意味じゃ、素直に感謝してますよ」

 また、やっくんにはこんな口癖もあったという。まだデビュー直後のことだ。

「『自分の等身大以上の写真が街に飾られるようになりたい。そうじゃなきゃダメだ』って。やがて、それが“桜塚やっくん”になったことで現実となった。看板を街で見た時、『アイツ、ホントにやりやがったな』と思いましたよ」

 コンビ解散後も、友情は続いていた2人。亡くなる直前にはこんな話もあったそうだ。

「11月くらいに、また2人で『あばれ──』時代のネタをやろうか、って。それはもうかなわないことですが。今、ウチに、2人で作ったスケッチなどのネタが残っている。それを“思い出の品”にはしたくない。何とか世に出してあげたい。たとえ友人だけの小さなステージでもいい。恭央もきっとそれを望んでると思います」

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身