エンタメ

水島新司さん、“トップ選手とも夢対決”の「野球狂マンガ人生」82年の“秘話”

 野球マンガというジャンルを確立した水島新司さんが1月10日に逝去した。「ドカベン」「あぶさん」など、数々のヒット作には実名で活躍中のプロ野球選手が登場。一見、荒唐無稽なストーリーにもかかわらずリアリティある設定に誰もが胸躍らせただろう。そしてその裏には、スーパースターたちとの交遊があったというのだ。

 たとえば代表作「ドカベン」の場合、、高校卒業で終わるかに思えた明訓高校の面々の群像劇はその後、プロ野球編に突入。

 そこで、ドカベンの登場人物と実在のスター選手の夢対決が次々と展開される。今季のプロ野球の話題を独占している日本ハムの新庄剛志新監督を始め、松井秀喜氏、イチローなど、後にメジャーに渡るトップ選手もキャラクターになったが、きっかけはあるスター選手の一言だったという。出版関係者が明かす。

「実は、『ドカベンプロ野球編』がスタートするのは、前作にあたる『大甲子園』終了後から8年間の空白があった。この空白期間も旺盛な取材を続けていた水島さんに当時、西武の主砲だった清原和博氏が『どうしてドカベンはプロに来ないんですか?山田太郎とクリーンアップが組みたいです』と直談判。これを聞いて水島さんはシリーズ再開の着想を得たそうです。それで山田太郎は西武に、メインキャラの一人である岩鬼正美は、御贔屓のダイエーホークスに入団させることに。これにはドカベンファンで知られるイチロー氏からも『オリックスには絶対に殿馬一人を入れて僕と1、2番コンビにしてください』と懇願されたとか」

 他にも南海ホークスの大ファンだったことから故・野村克也氏や江夏豊氏との付き合いも公私を越えた間柄だった。さらには、「怪物」江川卓をバックアップしていたこともあったという。

 そんな水島さんを巡る数々の「裏エピソード」を紹介した追悼記事は1月25日発売の「週刊アサヒ芸能」2月3日号に掲載されている。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    悩める男性を2人が全力応援!YouTube番組「オトナの保健室」がいま話題に

    Sponsored
    249165

    30代後半あたりから悩む男性が急増するというAGA(男性型脱毛症)。「数年前の自分の写真と比べて生え際が後退している」、「風呂上りにドライヤーをかけると頭皮の見え具合がハンパない」など、気付くきっかけはさまざまだが、一度気になり始めると普段…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    1800万円VS100万円の戦い!JRA阪神ジュベナイルフィリーズに下剋上あり?

    Sponsored
    237214

    ◆男なら誰もが羨む話だが…競馬の面白いお金の話がある。それが種付け料だ。かつて産駒が数億円単位で売れていたディープインパクトの場合、1回の種付け料が4000万円に達したことがある。1度の種付けが家やマンションと同じ価値というのだから、リスク…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

    “JRA有馬記念VS年末ドリームジャンボ”一攫千金を叶えるならどっちが現実的?

    Sponsored
    239326

    ◆年末の風物詩である有馬記念師走となれば誰もが一攫千金を夢見る。その対象は大きく分けて2つ、JRAの有馬記念(G1)と年末ドリームジャンボ宝くじだ。馬券は実力次第で的中を手繰り寄せることができる一方、宝くじは完全な運任せ。まったく対極にある…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
降格人事の舞台裏…巨人・原辰徳監督が「桑田真澄ファーム総監督」の功績をバッサリ斬り捨てた
2
和田アキ子の痛々しい「杖つき姿」に騒然!移動するところはテレビに映らないように…
3
京都で花見旅行パニック!地元住民が頭を抱える「オーバーツーリズム」ひどい現場
4
阪神・佐藤輝明に大物OBが断言した岡本和真・村上宗隆との「決定的な違い」
5
ハリウッド俳優がウクライナ大統領に渡した創価学会「池田大作名誉会長のメッセージ」