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槙原寛己、新庄剛志に「敬遠球で痛打」ボー然経験は二度目だった“悪夢シーン”

 巨人で活躍した槙原寛己氏といえば、1994年5月18日の対広島カープ戦で達成した史上15人目の完全試合。しかし一方で、昨今は新庄剛志氏が北海道日本ハムファイターズの監督に就任したことにより、99年6月12日、対阪神戦で新庄氏に投じた敬遠球をサヨナラ打されたシーンもクローズアップされている。

 あの時のマウンド上で呆然とする槙原氏の表情を想起するプロ野球ファンも多いだろうが、実は槙原氏、新庄氏以外にも同じような目に遭わされている打者がいたことを、自身がYouTubeチャンネル「ミスターパーフェクト槙原」に投稿した動画(1月22日付)で明かしている。

 時は1990年10月20日、槙原氏が先発した西武ライオンズとの日本シリーズ第1戦(東京ドーム)。痛打された相手とはオレステス・デストラーデ氏で、初回、ノーストライク3ボールで本来なら1球見送りの場面に、3ランホームラン食らっているのだ。

 デストラーデ氏は西武に籍を置いた4年間で本塁打王3回、打点王2回に輝く目覚ましい活躍を見せ、この年もペナントでは自身キャリアハイの42本塁打、106打点の好調ぶりだった。それでも“3-0”のカウントから打ってくることはないいだろうと少々タカをくくった投球だったようで、槙原氏は当時の自分を振り返り、「この前たまたま、そのVTR見直したんですけど、ビックリするぐらい打たれた瞬間“えーっ!?”って顔してる。“打つのぉ!?”って。新庄が敬遠の球打ったときと、デストラーデが打ったときと同じ顔してる」と笑いを誘ったのだった。

 ちなみに、90年の日本シリーズは第1戦で勢いをつけた西武が、無傷の4連勝で勝利している。この動画からも、当時の西武に巨人が歯が立たなかった理由が垣間見える気がする…。

(ユーチューブライター・所ひで)

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